牝馬にして史上初めて、満票で年度代表馬に輝いたアーモンドアイ。
 
その評価を確実にしたのは、昨年のジャパンカップですよね。
 
それだけ、2分20秒6という世界レコードは強烈なインパクトを残しました。
 
あれだけの好タイムがマークされ、
そして最近、
JCへ参戦する外国馬の数が減少傾向という事で、
ジャパンカップの後は、今の日本の馬場に対する感想などがツイッターなどにも、
多く書かれていましたよね。
 
そこで、昨日発売の週刊競馬ブックに。
 
 
 
 

「改めて考える理想の馬場とは」
という記事を書かせて頂きました。
 
 
アーモンドアイを管理する国枝調教師に率直な意見やアーモンドアイがなぜあれだけのパフォーマンスができたのか、またJC後から現在に至るまでの状態を伺っている他、
 
約30年の芝のレースの走破タイムの推移、それに伴う事故率を研究している東邦大学の菊地教授にもインタビュー。
過去30年間の京都、東京、中山の芝の走破タイムの推移と事故率データを提供して頂き、掲載しています。
 
どの競馬場も30年のスタンスで見ると、時計は速くなっています。
となると必ず、「時計が速くなると競走馬の事故が増える」と言う人がいるのですが、
今回、しっかり事故率も掲載してありますから、気になる方は是非、ご自分の目で確かめてみて下さい。
 
 
ただ余談ですが、京都競馬場の芝コースは昨年の秋開催、そしてこの1月開催も時計がかかっていますよね。
菊地先生のデータを見ると、京都は3年ほど前から少し時計がかかるようになっているんですよ。
その理由。私には思い当たる節があります。
ヒントはJRA-VANスマホアプリ「小島含水研究所。第3回、2018年10月の京都開催を振り返る」に書いてあるので、気になる方は読んでみて下さいね(あ、別の宣伝になってしまいました・笑)。
 
さて、競馬ブックのお話に戻って。
 
今回の原稿には、なぜJCの日にあんなに時計が速くなってしまったのか。
 
そして、そもそもなぜ近年、時計が速くなっているのか。
 
今回、JRAの馬場土木課に取材を行って、その理由がわかってきました。
 
そこには、日本の競馬施行条件や風土、コース形態、芝の種類、芝の手入れ方法など色々な理由があるんです。
 
 
今回の原稿はかなりディープな内容になったと思います。
 
読んで頂ければ、日本の芝のレース事情、特に最近話題にのぼる事が多いエアレーション作業の効果や影響などもよくわかると思いますよ。
 
 

皆さんが思う「理想の馬場」はどんな馬場ですか?

時計の速い良馬場?
時計が平均的な良馬場?
少し時計のかかる良馬場?
それとも、ヨーロッパのような水分を含んだ重めの芝?

ぜひ一度、考えてみて下さい。

今回の記事がそのきっかけになればと思います。

 
今回、国枝先生には
馬場の話だけではなく、アーモンドアイが海外の馬場でどんな走りをするか。
そもそも、海外の軟らかい馬場は合うのか?など、興味深いお話も伺えました。
 
それは、また別の機会にこのブログなどで書きたいなと思っています。
 
 
国枝先生のところにいくと、
いつも濃い~お話を沢山教えてくれて、本当に勉強になります。
 

 

 国枝調教師、

いつも本当にありがとうございます!






コジトモ