今週末から、中央競馬の舞台は東京競馬場と京都競馬場になります。
特に、東京開幕週の日曜メインの毎日王冠にはソウルスターリングやサトノアラジン、マカヒキなど、豪華メンバーとなりそうで注目が集まりますね。
しかし、その舞台である東京の芝の状態を心配している方もいるのではないでしょうか。
といのも、
ニュースにもなったように東京都心では、
今年8月1日から21日間連続で雨が降り、
東京競馬場がある東京都府中市の8月の日照時間は平年の約半分の87.9時間しかなかったんです。
芝はイネ科の植物で、日照時間は生育に影響を与えますからね。
そこで開幕前に数回、東京競馬場へ足を運んで取材してきました。
今週月曜日に発売された週刊競馬ブックに、
そのレポートを掲載させて頂きました。
状態などについて、東京競馬場馬場造園課の二村課長にじっくりとお話を伺っています。
また、東京競馬場では2009年の夏から、
エアレーション作業の際に「シャタリングマシン」を導入しており、
2009年以降、開幕週にある傾向が出始めています。
さらにこの夏の東京競馬場のエアレーション作業の内容と時期も取材しています。
実は今年は、エアレーション作業の内容は同じですが、
時期が例年とは少し違っています。
個人的には「いつエアレーション作業をするか」は、馬場にそれなりの影響を与えると思っているので、エアレーションマニアの方は必読だと思いますよ。
今年の芝の状態、エアレーション作業の時期を見据えて、
この東京開催の開幕週がどのような傾向になりそうなのか(脚質など)、私なりの見解を書いています。
あとは、さらにマニアックなのが、
「イタリアンライグラスの播種現場の取材」
東京競馬場の芝は一年を通して、
野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした馬場。
東京競馬場では夏に野芝を張り替えて、
9月にイタリアンライグラスの種を播きます。
そして今回、初めて!
イタリアンライグラスの播種作業を見学出来たのです!
もちろん、イタリアンライグラスの種を初めて見ました。
競馬ブックにイタリアンライグラスの種を掲載したので、そちらを見て頂くためにも、
このブログには掲載出来ませんが、
イタリアンライグラスの種はあるものにそっくりなのです。
それをみると、
ああ、やっぱり芝は生き物なんだなと感じてもらえると思いますよ。
9月22日に東京競馬場で撮影した写真です。
府中の大地に流れるパワーを受け取るために、
靴をぬいでみました。
フカフカの芝がとても気持ちよかったです!
コジトモ