今日はお天気も良く、取材日和。

午後から美浦の馬場取材でした(^_-)




美浦の馬場造園課長と一緒に、
ハローで整備された坂路に入らせて頂きました。

 

 

競馬ブックで何度かレポートを書いてきていますが、

 

美浦の坂路では2013年の夏頃から関東馬の巻き返しを目指し、わざと走破時計がかかるようにして、トレーニング効果が高まるように工夫しています。

 

その理由は、高低差では劣ってしまう栗東の坂路に対抗するため。

 

現状で美浦の坂路を拡張したり、傾斜をきつくしたりは出来ないため、チップを細かくしたり散水を頻繁にしたりして、より負荷がかかるようにしているという訳です。

 

 

今回は2013年の取組から、現状の坂路がどうなっているのか。

また現在の取組や今後の課題を取材しました。

 

美浦の坂路が色々取組を始めてから、雨の日は走破時計が56秒台とか、かかる事が多く、それを嫌がる厩舎も多かったのですが、
この夏にチップの入れ替えをしてから、雨の日でも極端に時計を要する事は減ってきて、比較的タイムが安定するようになってきているそうですよ。

 

 

それとタイムリーな話題を一つ。

 

今週の美浦の坂路の時計が少しかかっている事を気付いた人はいますか?

 

実は先週よりも少し時計がかかっているのですが、

美浦の馬場造園課長に伺ったところ、ある理由があるそうです。

 

それは、そろそろ凍結の恐れがあるので、坂路に散水してパワーを要する状態にしにくくなります。

 

そのため、それに代わる対策として、

今週から「新型グリップハロー」というハローを坂路に入れて、よりほぐして負荷がかかるようにしているからなんだそうです。

 

坂路の時計に敏感な調教師や坂路で調教を行った一部の調教助手からは、

「ん?いつもより時計がかかるぞ」と、造園課に問い合わせがあったそうです。

 

さすが、皆さんプロですね。

 

 

ということで今週、美浦の坂路は少し時計がかかっている馬もいるかもしれませんが、

明白な理由があるので、それを少し頭に入れておくと良いと思いますよ。

 

 


 

坂路タワーから見た坂路です。

 

さて、今週の出走馬も確定したところで、週末の準備に取り掛かります。

 

 

コジトモ