今週は週明けからバタバタしていて、お知らせが遅くなりました。






今週月曜日発売の「週刊競馬ブック」に、獣医学博士の青木修先生のインタビュー記事を掲載させて頂きました。



青木先生は獣医師であり、装蹄師でもあるのですが、何より、「馬のバイオメカニクス研究」の第一人者。



バイオメカニクスとは、「生物の構造や運動を力学的に研究し、その結果を応用する事を目的とした学問」です。


要は馬でいうなら、馬の骨や筋肉、腱がこういう仕組みになっているから、こう動く、という事を感覚的に捉えるのではなく、しっかりと理屈を追及し、それを実際の動きに活かすにはどうするべきか、という研究です。



青木先生はこの馬のバイオメカニクス研究を約45年も行ってきて、実は馬の走りを凄く助けてきているのです。


今回の原稿では、


常歩(普通に歩く状態)では、馬の後肢筋(いわゆるトモの部分)は殆ど活動していない、とか。


では馬は歩く時、どんな力を働かせて歩いているのか。



また、今の競馬サークルで話題になる事が多い、「トントン乗り」(騎手が自分の尻を馬の背中に落としたり、上げたりを繰り返す乗り方)は、良いのか悪いのかを、しっかりと理論だてて説明してくれているのです!!


あのトントン乗り。

馬には負担が大きそうだし、実際のところ、どうなの?と感じている方も多いと思います。


青木先生がわかりやすく説明してくれているので、ぜひお読み頂ければと思います。







それと、馬の理想的な飛節の角度は約160度と言われていますが、青木先生はその理由についても説明してくれています。



馬の見方はPOG馬や一口馬選びなどにも影響すると思うので、よかったら読んでみて下さいね。




冒頭で、今週はバタバタしてと書きましたが。



実は8月は「大・原稿祭り」でした。


①ノーザンファーム天栄(約6100文字)

②青木先生インタビュー(約6200文字)

③今週書いてきた原稿(約6400文字)


8月はこれにプラスして会報誌の原稿などを書く日々。



どれもこれだけの文字数なので、書くこと自体、簡単なことではないのです。



特に、青木先生の原稿は先生の高度で膨大な研究内容を先生の半生を交えながら、限られた文字数内で書いたので、実は凄く大変でした。


というのも、私は典型的な文系脳なので、まずは先生の理系的なお話と研究を理解する事に一苦労。


やっと、理解できたと思っても、それを読んで下さる方にどう伝えるのか。


冒頭で読み手の方に、

「なに、この難しい文章。読むのやーめた」

と思われたら、書く意味が半減してしまいます。



今回は私が文系脳だからこそ、文系の人が読んでも多少はわかりやすくなっているのではないかと、思います(それでもやはり、難しいとは思います)。




でも、今回の青木先生の原稿は私自身、本当に勉強になりましたし、この知識は財産になりました。




6000字クラスの原稿だと、さすがに疲れますし、休憩から机に戻る時、足が進まない時があります。



でも不思議なんですよね。


やっぱり私は書く事が好きなのです。



パソコンで文字を打ち込んでいる時、時々、ニヤニヤしていますから(笑)。



そういう意味で、こうして書く場所を与えて頂いた現状にとても感謝しています。





さすがにこれだけの原稿を書いていたので夏休みを取りたいんですけど。



そんな時に限り。



仕事の都合でチこちゃんを動物病院のペットホテルに預けたら、ストレスからか、お腹をこわしてしまい・・・。


ご飯もほとんど食べず。




昨日のチコ。

毛ヅヤ悪いです。





昨夜のチコ





今朝のチコ


今日になってもお腹の調子が治らなかったら病院へ連れていこうと思っていたのですが。


今日、自分から少しご飯も食べて、お腹の調子もちょっと良くなってきました。



今回、動物病院のペットホテルに預けた所、3日間、トイレをほとんどしなかった程、神経質なチコを再びその病院へ連れていく事はまたストレスを与えるだけかもしれず。



判断に悩むところです。



明日も様子を見て、治らないようなら病院へ連れていこうと思います。



コジトモ