今日、発売の週刊競馬ブックに。
先日の安田記念をロゴタイプで優勝した田辺裕信騎手のインタビューを書かせて頂きました。
インタビュー中の田辺裕信騎手。
今回のインタビューで驚いたのは、田辺騎手の安田記念における計算されつくしたペース配分と、それを実行できた気迫と騎乗技術でした。
インタビューをお読み頂ければ、勝つべくして安田記念を勝った事がわかると思います。
そして、逃げたまま安田記念の直線に入って、
「後続に手応えがないのかなと思わせるために、少しおっつけた」と、田辺騎手がインタビュー中に語っているのですが、この手応えがなさそうに見せる騎乗は、「逃げの中舘」と言われた中舘騎手が好んでとった戦法。
今回のインタビューでは、文字数の兼ね合いでそこまで書いてないのですが、田辺騎手は、「中舘騎手のレース技術には何度も騙されたし(笑)、とても感化されてきた」と、過去のインタビューで語っています。
それを含んで考えても、田辺騎手は中舘騎手や佐藤哲三騎手など、いわゆる技術屋というか、玄人好みする騎手だと思いますね。
あと、田辺騎手の凄いなあと思うところは、周りに媚びてない事。
努力と自信があるからこそ、そう出来るのだと思うし、羨ましいなと思います。
私も見習いたい!!
一昨年にコパノリッキーのフェブラリーSでG1初勝利。
そして先日の安田記念を含め、デビュー以来20の重賞を勝っている田辺騎手。
その内、9勝は5番人気以下の馬なのですよ。
平成の穴ジョッキーですね。
そんな田辺騎手は現在、関東リーディング4位につけ、最近は人気馬に乗る機会も増えてきました。
その中で芽生えてきた、心境の変化と葛藤についても伺っています。
トップジョッキーへの階段を登っている田辺騎手。
外国人騎手や地方からやってくる騎手達の活躍が増える中で、今後、JRA生え抜きとしての意地をどんな風に見せてくれるのか、とても楽しみです。
今週の週刊競馬ブック、是非ともお読み頂けると嬉しいです。
コジトモ