今日、開幕した秋の中山競馬。



今週は木曜に約150㍉もの大雨が降り、今週月曜以降に降った総雨量は300㍉以上。



それでも、昨日の夜の段階で稍重まで回復していた中山の芝。



今朝、中山競馬場へ行って驚きました。



なにせ、1レースの前に、良馬場へ回復していたのですから(^-^;






9月12日の中山競馬場(撮影:小島友実)

昨日のブログにも書いていますが



中山は昨年夏に馬場改造工事が行われ、課題だった水はけを良くするために、芝コースの路盤に砕石層と暗渠管を入れています。



今朝、中山競馬場の馬場造園課に立ち寄ったところ、馬場課長は


「昨日、金曜に気温が上がり風も結構吹いた事も良かったのですが、やはり路盤改造工事の効果が大きいですね。もし、路盤改造工事をしていなかったら、今日土曜日は良くて稍重、もしかしたら重が残ったかもしれません」


と話していました。





そして良に回復した芝について、

「稍重に近い良ではなく、良馬場の中の良、という感じですね」


とも話していたので、


私としては、競馬場に来るまでは、
良に回復したとしてもパンパンの良ではないだろうなと考えてはいたのですが、

今日の芝は午前中から、ある程度、水分が抜けていた状態だったのだと思います。



砕石層&暗渠管

やっぱりすごいぞ!!




そんな状態でスタートした秋の中山競馬。



今日の芝のレースの傾向はどんな感じだったのでしょう。


その傾向をまとめてみます。



まず、結論から言ってしまうと、やはり昨日のブログにも書いた通り、




「差し馬の台頭」が目立ちます。



☆ 今日、行われた芝のレースは6つ


脚質別成績では、

・後方馬が3勝

・中団馬が2勝

・先行馬が1勝 (勝ち馬は力が違ったメジャースタイルです)


・逃げ切り勝ちは1頭もなし

・先行馬は2着、3着には来るものの、勝ちきるのは難しかった


そして、勝ち馬の上がり3ハロンの時計を見ると、

最速上がりをマークした馬が4頭いたのを始め、他の2頭も上がり3位内の脚を使っていました。



私がちょっと、おととしの秋の中山開催とはちょっと違うのかなと思ったのは枠順別成績


今日は5枠の馬が3勝、あとは2枠1勝、4枠1勝、8枠1勝


一昨年の秋の中山開催前半は内枠やインからの差しが多く決まっていましたが、

今日は真ん中位の枠の馬が台頭していました。


それも、私が想定していたより、後ろにいた馬が差し切るレースや8枠の馬が勝ちきるケースもあったりして、


思っていたより、後ろにいた馬が勝つレースが目立っていましたね。



また、タイムはやはり少しかかり、上がりタイムもちょっとかかっているなあという印象でした。

(これは昨年12月の中山開催もそうでしたけど)



やはり、差しが決まりやすくなっているのは、開幕約1ヵ月前に行ったエアレーション作業(バーチドレン)の効果で、馬場が軟らかくなっていた事が影響しているのではないか、と私は思っています。



上がりがかかる事で差しが届くのではないかと。





さて。


この傾向が明日の日曜にはどうなっていくのか。


まあ、それが最大の関心事なんですけど(^-^;



今日土曜は「良馬場の中の良」だったとしても、少なからず木曜の150㍉の雨の影響が全くなかったとは言えないと思うんです。


だから、もしかしたら、より差し馬にシフトした馬場になったのかしら、なんて思ったりしています。



もちろん、レースはペースや能力に左右されるので、一概には結論づけられませんけどね。



今日土曜は30度近くまで気温が上がったので、より馬場は乾いていったとは思います。



ただ、だからと言って、

エアレーション作業によって、軟らかくなっている馬場の硬度はそんなにすぐには戻りません。



ですから、より馬場が乾いたてきているとしても、日曜もある程度差しが決まる馬場になるのではないかなと見ています。


ただ、もしかしたら土曜より一段前にいる馬達、


つまり、「先行~中団につけて、ある程度速い上がりを使える馬向きの馬場」になるかもしれないなと思っていますが、はたしてどうなりますか。




日曜は1レース、2レースで芝のレースが続きますから、まずはここで傾向をチェックするのもいいと思いますよ。




あ。



五目御飯が炊き上がったので、今夜はこの辺りで

(栗入りだよ~・笑)





栗はこの秋、初物です!


コジトモ