「なんでしょうか、この暑さは。まだ5月なのに」


と思わずつぶやきたくなるような陽気でしたね(^-^;


今日、東京都心では30度を超えたとの事。


これだけ暑くなると、芝刈り作業など、平日も競馬場で馬場作業をしている作業員さん達は熱中症対策などが大変だろうなと心配しまいます。


芝コースには‘日陰’が全くないですからね。


「馬場のすべて教えます」にも書いたように、芝がぐんぐん生育してくる初夏は、葉が太くなってくるので、芝刈作業もより力を要するようになるそうです。


ましてや、この暑さ・・・。


作業員さんの中には、一日の芝刈作業で体重が約2キロ減ってしまう人もいるとの事で、本当に頭が下がりますよね。




今日はそんな暑さの中、今週アップされる予定のダービー関連の記事を書いたり、修正したりしていました。



色々な資料を見ていて、気になることが。


現3歳世代である、2012年に生産されたサラブレッドは6897頭 (持込馬、外国産馬を含む)。


その中で、ダービーの舞台に立てるのは、わずか18頭。



「6897頭」という数字を見ての私の感想。



ついに、「7000頭」を割ったか、と。


サラブレッドの生産頭数は90年代後半から減少傾向にあり、92年には約12000頭あったものの、

2002年生まれは8996頭、2006 年に7000台に突入し、06年生まれ7768頭、07生まれ7611頭、08年生まれ7458頭、09年生まれ7572頭、10年生まれ7197頭


そして、昨年の14年(2011年生まれ)は7123頭で、7000台をキープしていたのですが・・。


今年はついに、6897頭となりました。



かつてのサラブレッド生産頭数が1万頭を超えていた時代を知っている者にとってみると、時代の流れを感じずにはいられません。

(おそらくこの背景などは、日経新聞のN記者がどこかのコラムで書いてくれる事でしょう。というか、書いて頂きたいです)


JRAから頂いた資料を見ると、競争率の高かったダービーは

                  

1995年度 1992年生まれ→10492頭 勝ち馬 タヤスツヨシ

1996年度 1993年生まれ→10256頭 勝ち馬 フサイチコンコルド

1994年度 1991年生まれ→10177頭 勝ち馬 ナリタブライアン


との事。


昨日のブログにも書いたように、 初めて見たダービーが96年だったので、10256頭の頂点に立ったフサイチコンコルドを目の前で見られたことは、改めて財産だったなあと思います。



しかしもちろん、6897頭の中から今年のダービーに駒を進める18頭も、「選ばれし18頭」であり、本当に素晴らしい実力馬です。


だから、パドックでは、周回する各馬一頭一頭に、心からのエールを送りたいと思います。





東京競馬場(5月24日撮影、Bコース2周目)

そして、私が決めた未来のダービー馬(ダービーの本命馬)の馬券を買って、応援しよう。



このゴール板を大歓声の中1着で駆け抜けてくれる事を夢見て。



あとは今後、微力ながら、競馬が持つ魅力を一人でも多くの人に伝えていきたい。


競馬ファンや興味を持ってくれる人が一人でも増えて、売り上げが上がることが、結果的にはサラブレッドを生産する牧場への好影響に繋がる一助となると信じて。



今夜は真面目にそんな事を考えていました。



コジトモ