28日にドバイで行われる「ドバイ国際競走」。
日本馬はドバイワールドカップ、シーマクラシック、UAEダービーの3つのレースに計7頭が参戦します!
楽しみですよね(^^)/
各馬の現地での最終追い切りの様子も報道されてきており、一番の関心事は「去年の秋にタペタからダートに戻ったメイダンのダートコースはどんな感じなのか」だと思います。
実は4月15日に発売される「馬場のすべて教えます」で、メイダンで使用されている砂がどんな感じなのか、海外の馬場事情に詳しいJRAの馬場土木課の職員に話を聞いているんですよ。
もうドバイのレースが近いので少しここでも書きますが、その職員さんが仰るには、
「昨年秋にタペタから変更したメイダンのダートコースは、雨の少ないアメリカの西海岸のダートに近いと聞いています」
とのことです。
そして、メイダンのダートはシルト(直径0.075㎜以下の非常に細かい粒子の砂)が全体の約12%と多いのも特徴です。
JRAのダートコースのシルト含有率は約3%。
シルトが多ければ排水性に影響しますので、雨が少ないドバイや西海岸ではシルト分が多くても大丈夫なのです。
シルト分が多くなるとどうなるのか?
個人的には、「こうなるだろう」という見立てはありますが、まだ確信がないのでここでは書けません。
昨年秋に改造されたばかりのメイダンのダートはまだ傾向が定まっていないと思っているからです。
出来たばかりの頃は時計がかかっていたようですが、日本馬の最終調整を見ると、25日にダートで追い切ったハープスターが最後の1ハロンを10秒台で走っているように、「もしかして速い?」みたいなムードも出てきていますけどね。
実際にはどうなのでしょうね。
最低1年くらいは経過を見てみましょう、としかここでは言えません(ごめんなさい)。
カリフォルニアクロームは西海岸に位置するサンタアニタパークのダートでサンタアニタダービーなど3勝していますから、メイダンのダートは合うのではないでしょうか(前走はサンタアニタで2着に負けていますけど)。
レースですから、体調や展開にも左右されますが、カリフォルニアクロームがメイダンでどんな走りをするか、注目したいです。
もちろん、ホッコータルマエ、エピファネイアを一番、応援していますけどね(^_-)-☆
そして、芝のシーマクラシックにはハープスターとワンアンドオンリーが出走しますね。
またまた宣伝のようなのですが(笑)、「馬場のすべて教えます」を出させて頂くにあたり、「主要海外競馬場で使用されている芝やオールウェザーがどんな感じなのか」をJRAの馬場土木課にご協力を頂きながら、調べてみたんです。
その一部が添付した写真です。
メイダンの芝の種類はこの添付した写真には写ってないですが、単行本には記載されております。
ドバイのレースが近いので、これもコソっとお伝えしてしまいましょう!
メイダンの芝は、「バミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場」です。
バミューダグラスは、日本で使用している野芝同様、匍匐茎(ほふくけい)という地中に広がる茎を持ちます。
メイダンの芝はそのバミューダグラスに、洋芝のペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場ですから、葉の形や色は違いますが、比較的、日本の芝馬場に近いと思います。
現に、去年もジェンティルドンナがドバイシーマクラシックを制していますからね。
ハープスターやワンアンドオンリーも力を出せれば、チャンスは十分だと思います。
ただ、香港の芝も、「バミューダグラスにペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場」なんですよ。
つまり・・・。
そうです!!
メイダンと一緒なのです!!
という事は、香港ヴァーズを勝ったフリントシャーが気になる存在です・・・。
あ!!
単行本で書いてあることをブログで書きすぎました!!(苦笑)。
でも、ここに書いた以上に、アメリカやシンガポール、オーストラリアなどで使用されている芝。
そして、ヨーロッパやアメリカで使用されているオールウェザー素材なども調べられる範囲で調査して、表化していますので、興味のある方にとっては貴重な資料になると思います。
相当マニアックな内容ですけどね。
ということで、最後に重ねて宣伝を。
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