tomo です。
ご覧いただきありがとうございます。

私のメダカ飼育の毎朝の日課には
① 5:00直接採卵(全てではありません)
② 5:15餌やり
③ 5:40簾掛け
です。特に餌やりはメダカのチェックも兼ねています。

直接採卵をしているメダカは6系統いるのですが、ここ数日は、採卵した卵がすぐに潰れてしまいます。
受精卵は硬くて、簡単には潰れてないとどの教科書にも書いています。
しかし、この潰れる卵が未受精とは考えにくいです。以前は採取した卵は潰れなかったのですから。

最近、日がどんどん短くなってきたせいで、産卵時間もそれに伴って遅くなって、私が採卵した卵は受精直後だったので、まだ硬くなっていなかった可能性が考えられます。

そこで、毎朝の作業手順を変えてみました。
採卵(直接採卵)作業を一番後にしてみました。
① 5:00餌やり
② 5:25簾掛け
③ 5:40直接採卵

すると採卵した卵のすべてが硬くて潰れませんでした。やはり、受精直後の卵は潰れてしまうのですね。

メダカの産卵は夜の2時〜4時に行われると書かれてある本もありましたが、我が家のメダカは今だと、メダカ作業が可能な程度まで薄明るくなる5:00ごろに一斉に産卵するようです。

今日、直接採卵したメダカを紹介します。
基本的には、卵の産みが悪くて、産卵床に卵を付けてくれないメダカで、仕方なく直接採卵しています。

オレンジコスモ
タモでメダカを掬って、親指の腹を使って素早くお腹に付いている卵を採ります。

極龍のアルビノ
禅と掛け合わせ中です(^。^)
上のオレンジコスモに比べて卵が小さめです。

受精後の卵の硬化に関して書いてあるサイトや文献を少し探してみましたが、あまりありませんでした。

ブログでは受精後、卵が十分に硬くなるまで30分程度かかると言う記事がありました。

また次のような論文がサイトで公開されていました。

魚の卵の殻は受精すると硬くなる その開始機構

司(基礎生物学研究所・生殖生物学研究部門・研究員)


未受精卵は受精直後にいくつかの化学変化が起きて、その後時間の経過と共に卵膜のZP タンパク質同士が結合(架橋)して高分子構造を作るために卵が硬くなるそうです。

つまり、卵膜に鉄骨の骨組が造られるようなイメージだと思います。

興味がある方は下記サイトをご覧ください。

文献サイト


やはり、受精卵が硬くなるまでには少し時間がかかるようですね。