葬儀も終わり  みんなの気持ちも
落ち着いた頃
やはり言われたのが
お腹の子供の事だった

「お爺さんの生まれ代わりじゃない?」
「男の子に違いない」

予想はしていたが 
両親  親戚 の期待は 大きかった

私も次は男の子? と 思っていた

しかし 私の妊娠生活は
あまり良いものではなかった
子宮の様子があまり良くなく
医師からは この出産が最後に
なるだろうと 言われていた

もし 三人目を妊娠した場合
どちらかの命にかかわる出産に
なってしまうだろうと…
避妊をしていても 万が一妊娠した
場合  出産にあたって 辛い選択を
しなければならない
また 宿された命もかわいそうだと

医師にも 進められ 無事に出産が済んだら
卵管を結ぶ事を進められ
旦那も私も 了承した
 お腹の中の赤ちゃんは女の子だった

上の子の時も帝王切開での出産だった
もちろん2人目もその予定だ

ところが 3人目どころか
この出産さえ  子宮の状態がわるく
早めに手術をする事になった

前日に入院し 明日の出産を待った
手術を予定していた朝 手術予定時間を
待たずに  子宮は 破裂してしまった

緊急手術となった
旦那の承諾が 必要なので
私はすぐに手術が行われるよう
手術台で旦那を待った

旦那が到着した頃にはいくらか
麻酔が効きはじめていた


無事 女の子を出産した


旦那の両親が がっかりした様子だった
特に 母親は かなりのものだった

私が目が覚めて 母親の放った言葉は
「次こそ男の子だよ」
今 出産したばかりの私に
驚く言葉だった


この子が 最後だとは 言えなかった


産後の肥立ちは良く
私自身もびっくりするほど元気だった

新しく 加わった 可愛い娘
私は女の子で良かったなぁと
思っていた

私の実家の父は 子煩悩で 
2人の孫娘を とても可愛がった

その様子を見ている私は
父の笑顔が嬉しかった
実家に遊びに来る日も増えた

1人で暮らす父も 孫の成長が
元気の薬になっているようだった