産休まで 仕事を続けることは
決めていた
彼の家から職場は近く
妊娠中でも 楽だった
2人だけの生活なら どんな事も
手抜きが出来たと思うが
やはり
同居ならではの 苦労が
沢山あった
食事の支度 メニュー
お風呂の順番
何もかもが大変だった
夕飯の時間は決まっていて
もちろん お母さんと一緒に支度をし
時間になったら 一緒に食べる
彼の帰りは遅く
新婚であるが 一緒に夕飯を食べる事は
しばらく出来なかった
他人の家に居る感覚は
なかなか抜けず
ストレスはかなりの物だった
彼の家の 普通は
私の 普通とは かなり かけ離されていた
でも その頃の私は 早く慣れないと
と 思う気持ちの方が強かった
産休に入り
家にいる時間も増えた
おじいさんの お昼ごはんや
お茶の時間など
やらなければいけない事も増えた
当日彼の両親 は 農業の他に仕事も
していたので 食事の買い物も
私の仕事になり お金を預かって
やりくりしていた
みんなな食事の好みもだんだんわかる
ようになり 最初の頃より 楽には
なったが 小さなストレスは
やがて 大きくなっていった
春 私は 出産をした
女の子だった
私と彼は 女の子と知っていたが
彼の家族には 秘密だった
と 言うより 言えなかった
望まれていたのは 男の子だったからだ
やはり 跡継ぎに かかわるからだ
出産後 私はしばらく実の姉の家で過ごした
ここで 初めて書くが
私の両親は 私が物心つく前に離婚している
私達兄弟は父に育てられた
この事も元彼との結婚を反対された
理由の一つだった
姉の家での 産後は とても楽だった
姉はなんでも教えてくれた
これからの子育てに参考になること
ばかりだった
2週間ほどすると
彼と お母さんが迎えにきた
要するに 早く帰ってきなさい
って 事だった
しぶしぶ私は帰った
それからの生活は 大変だった
初めての子育て それだけでも 大変
なのだが 大人の生活事情に
赤ん坊を合わせる そんな生活状態
だった
私は ストレスから食事も喉を通らない
そんな毎日から かなり痩せていった
妊娠中 私はかなり太ったが
姉の家から帰って 2ヶ月で
23kg 痩せた
妊娠前が43kg程だった が それ以上に痩せた
見兼ねた姉は 毎日家に来てくれた
私は限界にきていた
そして 彼に 家を出たいと告げた
彼は了解してくれたが
家族はもとより 親戚までが反対をした
しかし 限界にきていた私は
引っ越し屋を内緒で頼み
夜逃げのように
家族の留守を狙って
ひっそり 探しておいた
借家へ 引っ越した
今でも その引っ越しは 間違っていないと
思っている