私の仕事仲間のAさんが,最近まで入院していました.
それを知ったのは,昨晩,Aさんも含めた仲間達と呑んでいたときです.
入院理由は,顔面麻痺.
ある日,Aさんが朝起きると「何か味覚がおかしいな」と感じたそうです.
昼になると,左側の目が閉じられなくなり(正確には,閉じようとしても,両目同時に閉じることができず,左目が遅れて閉じる),水を飲んでも左からこぼれてくる.
夜は仕事があったので仕事には行ったそうですが,上手くしゃべることができない.
さすがにこれはまずいと思って,その日の夜に,急患で脳神経外科に行ったそうです.
検査で脳には異常が見られないということだったのですが,耳鼻科に行くことを勧められ,そちらで治療をしたそうです.
私は知らなかったのですが,
神経の走る耳の骨、耳下腺、顔面は、すべて耳鼻科の領域で,まず耳鼻咽喉科でよく原因を探す必要がある
とのことです.ですから,顔面麻痺も耳鼻科の領域ということなのですね.
Aさんは治療開始が早期だったおかげで,「ずいぶん良くなった」と言ってましたが,やはり顔の動きに不自然さは残っていました.
それなのに,酒は大丈夫なんかい?
病気になるということは,心が悲鳴を上げていて,それが身体に現れているということ.
Aさんの場合は仕事のストレスもあるようですが
聞いた話によると,家が100%充電できる場所ではないようです.
男性の本能として,『家族を守る』というのがあるので,誰かのためにという義務・責任の(マイナス)意識が強く,心のバランスをとるために家庭に充電を求める傾向が強いのです.逆に言えば,家庭が充電できる状態でなければ,外に充電の場所を求めてしまうんです.
Aさん,仕事の帰りによく呑みに行くのはそういうことなんでしょう.
大人でも家庭に充電を求めるのですから,子供はなおさらだよなと思うのです.
だから,不登校とか関係なく,子供が安心できる場所,心から充電できる場所として,家は安全基地である必要があると,私はいつもいつも思うのです.
家が安全基地だと分かれば,子供も大人も絶対に笑顔になるはず.
そのためにはどうすればいいのか?
まずは,家を自分が安らげる場所にする.
子供が安げるために自分が頑張るのではなく,自分が安らげるためにやるんです.
子供のために頑張るのではなく,自分の「快」ためにやるんです.
自分を大切にするためにやるんです.
自分が心から安らげると,その意識が子供にも他の家族にも伝わって,結果的に子供はもちろん,家族みんなが安らげるのです.
そして,本当の充電がはじまります.