昨日,娘とスイミングに行った時の車中での会話です.
○○(息子の名前),この前ソファーで私の横に座った時,私が和室に移動しちゃって寂しかったんだって.
それ,誰から聞いたの?
え? ○○が言ってた.「オレは寂しかった」だって(笑)
へぇ,自分からそんなこと言ったんだ.
△△(自分の名前)は嬉しいよ.最近,○○,元に戻ってきた気がする.
元に戻ったってどういうこと?
だって,前はゲームやろうって誘っても,「イヤだ」だったのに,最近は「いいよ.すぐ行くから待ってて」だもん.
娘は,『以前の優しいお兄ちゃんに戻ってきた』ってことが言いたいのでしょう.
確かに最近,また一段と兄妹ケンカが減ってきました.
ケンカが全くないわけではないですが,不登校初期から今年の初めにかけての酷かった時期に比べたら,お互い平和な関係になったと思います.
以前は,2人がケンカを始めた時,私は娘の味方になっていました.
息子が娘に対して,一方的にイライラしているように感じたからです.
でも,息子を一方的に加害者として扱っているので,そのような仲裁の仕方はこちらが望む結果にはならないものです.
結局,息子の怒りがこちらに向くだけ.
それに,
娘が私に助けを求めてきたわけではありません.
↑
これ重要ですよね
兄妹ゲンカは息子と娘の課題なので,2人に任せてみる.2人を信頼してみる.
私が娘を守らなきゃと思うのは,私自身が自分のことを被害者だと思っているから.
(→これは,私と私の兄との関係性を言ったものです)
ここで私が娘の味方をするということは,私が『娘にはこの課題を乗り越える力がない』と決めつけてしまっているということ.
そのように娘に接していると,娘は本当にそのように育ってしまう.
娘はそんなに弱い人間ではない.
今年の2月,勉強会でこのように教わり,それ以来ケンカをしていても,2人に任せてみようと極力口を出さないようにしていました.
それから8カ月,
その間,娘も息子に言い返すようになり,
時には口撃を無視するようになり,
息子自身の充電も進み
今に至ります.
もし,私が意識を変えなければ,娘を守り続けていたら,息子を加害者にし続けていたら
兄妹ゲンカは減らなかったでしょう.
もっと酷くなっていたかもしれません.
息子も娘もさらに苦しんでいたかもしれません.
そして,息子の充電も今ほど進まなかったと思います.
もちろん,私の意識の変化だけで現実が変わったわけではありませんが,絶対に変える必要はあったと思ってます.
そして昨日,妻から聞いた話です.
先日,妻と娘で『家族』の話をしていて
その時に娘が息子のことを
「学校に行っていない」
否定的な意味で言っていたわけではありません
と言ったら,それを聞いていた息子が
「オレ,別に悪いことしてないし」
って言ったそうです.
私,その話を聞いて,今までの妻と私の様々な対応が間違ってなかったと確信しました.
息子は,今の自分の行動を自分で許している.認めている.
ちゃんと息子自身で答えを出している.
我が子ながら,すごい奴だと感心しました.
子供は本来,こうやって,自分で考え生きていく力をつけていくのでしょうね.