兄妹 | 家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

家族に笑顔が戻る最短距離~『不登校のち笑顔』

不登校のお子さんが動き出すために必要なことは,「子供に選択させて,結果を経験させてあげる」こと.
親御さんが意識と行動を変えるだけで,お子さんはどんどん変わり,現実がガラッと変わります.

親子揃って【小さな一歩を重ねたら】,必ず家族に笑顔が戻ります.

 

 

昨日,娘とスイミングに行った時の車中での会話です.

 

 

 

○○(息子の名前),この前ソファーで私の横に座った時,私が和室に移動しちゃって寂しかったんだって.

先日の私と妻の会話

 

 

それ,誰から聞いたの?

 

 

え? ○○が言ってた.「オレは寂しかった」だって(笑)

 

 

 

へぇ,自分からそんなこと言ったんだ.

 

 

 

△△(自分の名前)は嬉しいよ.最近,○○,元に戻ってきた気がする.

 

 

 

元に戻ったってどういうこと?

 

 

 

だって,前はゲームやろうって誘っても,「イヤだ」だったのに,最近は「いいよ.すぐ行くから待ってて」だもん.

 

 

 

 

 

 

 

娘は,『以前の優しいお兄ちゃんに戻ってきた』ってことが言いたいのでしょう.

 

 

 

確かに最近,また一段と兄妹ケンカが減ってきました.

 

 

 

ケンカが全くないわけではないですが,不登校初期から今年の初めにかけての酷かった時期に比べたら,お互い平和な関係になったと思います.

 

 

 

以前は,2人がケンカを始めた時,私は娘の味方になっていました.

息子が娘に対して,一方的にイライラしているように感じたからです.

 

 

 

でも,息子を一方的に加害者として扱っているので,そのような仲裁の仕方はこちらが望む結果にはならないものです.


 

 

結局,息子の怒りがこちらに向くだけ.

 

 

 

それに,

 

 

 

娘が私に助けを求めてきたわけではありません.

これ重要ですよね

 

 

 

 

 

兄妹ゲンカは息子と娘の課題なので,2人に任せてみる.2人を信頼してみる.

 

 

 

私が娘を守らなきゃと思うのは,私自身が自分のことを被害者だと思っているから.

(→これは,私と私の兄との関係性を言ったものです)

 

 

 

ここで私が娘の味方をするということは,私が『娘にはこの課題を乗り越える力がない』と決めつけてしまっているということ.

 

 

 

そのように娘に接していると,娘は本当にそのように育ってしまう.

 

 

 

娘はそんなに弱い人間ではない.

 

 

 

 

 

今年の2月,勉強会でこのように教わり,それ以来ケンカをしていても,2人に任せてみようと極力口を出さないようにしていました.

 

 

 

 

それから8カ月,

 

 

その間,娘も息子に言い返すようになり,

 

 

時には口撃を無視するようになり,

 

 

息子自身の充電も進み

 

 

 

今に至ります.

 

 

 

 

 

 

 

 

もし,私が意識を変えなければ,娘を守り続けていたら,息子を加害者にし続けていたら

 

 

 

兄妹ゲンカは減らなかったでしょう.

 

 

もっと酷くなっていたかもしれません.

 

 

息子も娘もさらに苦しんでいたかもしれません.

 

 

そして,息子の充電も今ほど進まなかったと思います.

 

 

 

 

もちろん,私の意識の変化だけで現実が変わったわけではありませんが,絶対に変える必要はあったと思ってます.

 

 

 

星星星星星星星星

 

 

 

そして昨日,妻から聞いた話です.

 

 

 

先日,妻と娘で『家族』の話をしていて

 

その時に娘が息子のことを

 

「学校に行っていない」

否定的な意味で言っていたわけではありません

 

と言ったら,それを聞いていた息子が

 

 

「オレ,別に悪いことしてないし」

 

 

って言ったそうです.

 

 

 

 

 

 

私,その話を聞いて,今までの妻と私の様々な対応が間違ってなかったと確信しました.

 

 

 

息子は,今の自分の行動を自分で許している.認めている.

 

 

 

ちゃんと息子自身で答えを出している.

 

 

 

我が子ながら,すごい奴だと感心しました.

 

 

 

 

 

子供は本来,こうやって,自分で考え生きていく力をつけていくのでしょうね.