〜知覧にて〜 生きたくても生きられなかった先人たちが教えてくれたこと | 内と外からあなたらしく生きる

〜知覧にて〜 生きたくても生きられなかった先人たちが教えてくれたこと

数年前から、ずっとずっと訪問を切望していた
知覧特攻平和会館にやっと伺うことができました。
(http://www.chiran-tokkou.jp/)

鹿児島は、沖縄戦への作戦拠点として、
数多くの軍事基地が設置された場所。

その沖縄戦で特攻戦死された1,036名の
20歳前後の若き特攻隊員たちが、突撃前夜に
家族や大切な人々に書き残した、数々の遺書。

死にゆく前に書き綴られた、決死の想い。

==========================
◆父上様、
今日の海の青さ、木々の緑、なんて美しいのでしょう。
母上様や妹たちには、暫く秘密にしてやってください。

◆母上様、
育てて頂いた恩返しができないことを、お許し下さい。
どうか、泣かずに褒めてやって下さい。御機嫌よう。

◆愛する妻、
結婚式さえ挙げてあげられなかったこと、申し訳ない。
君の名を汚さないためにも、私は男子の本懐を全うします。

◆妹、弟よ、
自分のかわりに両親を支え、立派な人間になって下さい。
私は星になって、いつまでも空から見守っています。
==========================

$内と外からあなたらしく生きる

誰ひとりとして、自分の辛さ、悔しさ、悲しみ、
を綴っていらっしゃる方は、いなかった。
100%の本音が書けたわけではないでしょう。

**********************
でも、そこには、
自分ひとりのための私利私欲ではなく、
他の誰かのために猛烈に本気で生きる姿がある。
**********************


本気で生きているひとの言葉は、
なんて美しいんだろう。
愛、感謝、ひとを敬う尊敬の念。

豊かすぎる今の時代に生きていると、
本当に大切なものを、忘れてしまうことがある。

愚痴、不満、批判、比較、評価、判断・・・
そういうものは、ゼイタク病なのかもしれない。

必死で生きているひとたちには、
日常のひとつひとつの事象に「悩む」暇などない。
与えられた人生の「今」を一生懸命に生きている。

人間が、ひとと関わるときに、
真に伝えたい事は、シンプルなのだろう。

******************
「わたしと出逢ってくれてありがとう」
「そばにいてくれてありがとう」
「この世に生まれてくれてありがとう」
******************


先人たちが残してくれた、
生き様、教訓、死生観。

それを紡いでいくのは、わたしたち。

生きたくても生きれなかった
彼らが教えてくれた、
命の尊さと、平和であることの重み。

目の前の「あたりまえ」は、
決してアタリマエじゃない。

わたしたちの「今」は、
生きたくても生きられなかった人たちの未来。
大切に、丁寧に、生きていこう。