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 地下鉄京都駅にある広告看板。
 ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」です。
 ボルゲーゼ美術館展の宣伝です。

 ラファエロと言えば、今夏行ったイタリア。
 しかも、このボルゲーゼと言えば、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会に行った時にちらっと見えたボルゲーゼ公園のボルゲーゼです。
 このボルゲーゼ家とは、ローマ教皇と枢機卿を輩出した名門貴族。
 日本でボルゲーゼ家のコレクションをまとめて紹介する初めての試みということで、京都国立近代美術館へ。

 「一角獣を抱く貴婦人」は、かつては別人により一角獣をぬりつぶされ、ある聖女像に描き変えられていたものが、20世紀に行われた修復の結果、一角獣が姿を現したとの話など、非常に興味深い内容でした。

 それと共に印象に残ったのが2点の「放蕩息子」。
 ルカの福音書にある話です。
 家を飛び出し、放蕩していた息子が財産を使い果たし、絶望の果てに家に帰ってきたときの様子が描かれています。
 父は、家に戻った放蕩息子にかれこれ言わずに全てを赦し暖かく迎えた。父はこういったそうです。
「この息子は、死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかったのだから。」

 罪を赦すことの意味、立ち直りを支援する司法福祉のあり方を再認識する作品でした。