午後はNDに戻り、生活福祉文化基礎演習。

 本日から2冊目の本に入ります。
 中根千枝 (1967)  『タテ社会の人間関係―単一社会の理論』 講談社

 このうちの第2章を読んで、要約してくるという宿題をこなしてきた受講生。

 要約もそれぞれにポイントを抑えているようで、着実に読む力がついているようです。

 そんな中、話題に上ったのが、「資格」と「場」というものです。
 これは、一定の個人からなる社会集団の構成の要因をきわめて抽象的にとらえると、二つの異なる原理、「資格」(属性)と「場」が設定できるが、日本は「場」を強調するとところでした。

 こんなことを踏まえ、次回への宿題は、この内容についての意見を1000字程度で書いてくるというものです。
 しかも、その意見には、自分の身近な社会に関連づけて書くようにという縛りをかけます。

 しかし、受講生の中には、「う~ん」と難しいなぁという反応が見られます。

 その後の話しの流れの中、わたくしが大学2年生の子どもがいると話したところ、とある学生から「どこの大学?」と質問が。

 その時です。ある受講生がこう言いました。
 「今の質問、まさにそうやわ!
  場を大事にするから、どこの大学って訊いたんだと思うわ!」と。

 わたくしからは、「それが、自分の身近な社会と関連づけるっていうこと」と話しました。
 すると、さきほど「う~ん」だった学生も、すっきりしてきた様子です。


 対話的な関係の中で、学びが深まるとはこういうことなのでしょう。