午前中、K産大での授業第1回。
 授業の進め方の説明のあと、国立教育政策研究所の「生徒指導上の諸問題の推移とこれからの生徒指導」をもとに、今の子どもをめぐる状況を紹介しました。
 社会の変化、家庭の変化、子どもの変化として、身長、体重、就寝時間、携帯電話の所有率などを紹介しました。

 午後は、NDで3年生のゼミ。
 再年12月提出に向けて、卒業論文のテーマを考えます。
 インタビュー調査で研究を進めるというスタイルのゼミですが、
わたくしからは、テーマ設定について、こんなポイントを話しました。

1 研究の公共性
 調べて、分かったことで、世の中に貢献できるか。
 逆に言うと、個人的な興味関心だけでテーマを作らないということです。

2 個別的具体的なテーマの絞り込み
 具体的に何を調べるか(リサーチ・クエスチョン)を意識したテーマとすること。
 そのため、テーマは小さく絞り込んだものがよい。
 例えていうと、紙に針で刺したときにできる位のテーマ設定とするのです。つまり、例えば、子育てを考えるという大きな領域の中に、まさにピンポイントで小さな穴をあけ、その小さなテーマから、子育てを見るというものです。

3 アクセス可能な調査対象
 学生のインタビューを受けてもらえる人であること
 ただし、その内容について、語ってもらえる人でないと、なかなか研究が成立しません。
 そのため、例えば、対象を同級生とするのか、その道のプロの人とするのかを考えてみましょう。
 同級生には、頼みやすいけれど、語りの豊かさはプロには劣るのかもしれない。
 プロは、頼みにくいけれど、語りの豊かさは期待できます。 

 こんなことを念頭に置きながら、テーマを考えていこうという授業でした。