失恋 恋の終わりって覚えてる? ついこの前まで、絡み合っていたはずの恋人の熱い視線が、 明らかに私から外れていく。 受け入れるのは、つらいけれど、 愛する人の視線は もう、私を見ていない。 嘘だよねって。 少しでも否定したくて、そのカケラを探すけれど、 探せば探すほど、 認めざるを得ない。 心臓を掻きむしる苦しみ。 そんな頃もあったね。 若い人を見たとき、 そんな懐かしい傷みを思い出した。 大丈夫。 あなたは、もっともっと 綺麗になる。 私は私である。 私はあなたでもある。