前を向いて生きていくために必要な思考NO9 | 仙台市在住 高橋知子の人生に役立つお金の話と子供哲学

仙台市在住 高橋知子の人生に役立つお金の話と子供哲学

生きていくために必要な知識や思考を伝えて、人生を180度変える方法と幼稚園で「子供哲学」の講師としてのエピソード、学習塾を30年の経験と三人の子育ての経験をお話します!

「時間がかかることも必要」②

 

義理母と目が合い、思わず挨拶をしてしまった私。

心臓はバクバク。

顔はこわばる。

 

孫の顔を見て、

 

「あら〜久しぶりだね〜。大きくなったね〜。」

 

私は、何も返答ができなかった。

意地悪で返事をしたくなかったのではなく、

身体全体が、凍ったようになっただけなのだ。

 

20年以上も前の事なのに、

その場面は、写真で撮ったように、

今でもはっきりと思い出されてしまう、、、

 

義理母が立ち去った後、

自転車の前に三女を乗せたまま、

自転車を動かして、帰ろうとした。

 

足が動かなかった。

力が入らないのか、

地面に張り付いたような感覚か、

震えてしまうのか、

覚えていないが、、

一歩をふみだせなかった。

 

3歳の娘が、私の異変に、

「お母さん」と声をかけてきた。

 

「ごめんね。ちょっと待ってね。

今、行くね。ちょっと待ってね。」

 

私はそこから、1時間も動けなかった。

 

今も目の前に突然現れたら、

体がどう反応するかはわからない。

 

当時のように、夢には出てこなくなったし、

私も年齢を重ねた。

30代初めとは違う。

何か言われたら、たとえ心臓がバクバクしても、

聞きたいことが聞ける。

強くなったと思うから。

 

本当に傷がついた心が回復するのは、

無理に前向きと思っていても、

時間がかかる事はある。

そんな時は、諦めて、

時間が解決することだからしょうがないと

思うしかない。

 

躍起になって、どうにかしようと思って、

心が窮屈になるより、

諦めた途端に、ゆるくなるはず。

 

「時間がかかる事も必要」

 

時間がかかるのだから仕方ないと、

自分を許す事が大事だと思う。