以前、熱海病院で長い待ち時間の間、

患者さん同士での会話を耳にして、興味深いものがありました。

「いくら大変な状況であっても、症状の伝え方すら分らないでしょ、患者には・・・」

ととある方が。

また、もう一方の方は、どうやら、お子さんが患者さんだったらしく、

親として、そのお子さんの症状がなかなか理解出来なかった、という流れでした。

 

確かにその通りだな・・・と感じました。

うっかり、「頭が痛い、首が痛い」等と言ってしまうと、

相手から「私も偏頭痛持ちなの・・・」等と、話が妙な方向へ持って行かれます。

勿論、相手の方も案外気を遣って言ってくれているのかもしれませんし、一概にそんな言動を否定も出来ません。

また、こちらとしては、「偏頭痛と同じレベルで論じられても・・・」と嫌な気持ちにもなります・・・。

 

私は、頭、首が痛くて痛くて、眠れない状態が数年続きました。そんな時、

「常に大人を肩車している感じで、痛い、というより、重くて重くて毎日が耐えられない、10分座る、とか無理」と言って、

漸く理解してもらった事があります。

あーこういう風に言うと、伝わるんだ、と感じました。

が、中々咄嗟には、こんな表現方法は出てこないかと思います。

 

ただ、脳せきのみならず、全ての病気や怪我には当事者で無いと分らない痛みや、

当事者であっても、症状の出方はそれぞれだったりするので、理解出来ない事も多いかと思います。

あー私も今まで不用意に色々言葉にしてきたかな・・・とも反省する事もシバシバ。

 

明日、少しでも良い日であります様に。

 

 

「カフェオレ」ウサギちゃん!