パイン飴から思い出ぽろぽろ
錦鯉春助さんのブログ記事「パイン飴事件」の中に、懐かしいお菓子の名前がたくさん出て来て
…
忘れていた子供の頃の思い出が、急に飛び出してきた
小学校4年の頃、算数のできない私は、塾に行かされることになった。塾といっても、元教師だった近所のおばちゃんの家で5人くらいが、6畳の和室にすわり、持参した問題集をして、わからないところを先生に聞くというもの。嫌だったのだけど、終わるとおやつが出たんだよね~
せんべいが2枚と飴が二個くらい。カンロ飴や黄金糖やパイン飴。特別大好きだったというわけでもないけど、それでもそんなおやつにつられて、やめずに行っていたのだと思う
宮崎駿作品の”思いでぽろぽろ”に、当時の私とそっくりなシーンが出てくる。
算数テストの悪い点数を見た母親と姉がひそひそ…
姉「あの子、昔、頭を打ったことあるでしょう?(頭の悪いのは)そのせいじゃ・・・」
私「だってさあ、りんご1個を4つに割るのはわかるけど、1個を四分の1で割るってどういうこと?まったくわからない」
母「とにかく、割る時は四分の1をひっくり返して、4で掛ければいいのよ!」
私「だから、どうしてひっくり返すの???」
それから27年後、長女も10歳の頃に、私と同じところでつまずいた。
でも、そんな問題を思いがけない所で解決できる機会が
ある日、小学生への家庭教師だったか通信教育だったか、勧誘のお兄さんが玄関先にやって来た。大学の理学部数学科なのだと言う。
で、厚かましくも私、
「ところでわからないことが・・・」
と勇気を出して聞いてみた。
その時のお兄さんの答え
(すみません、うろ覚えですが↓)
「それはね、単位を変えるという作業なんです。1個のリンゴを4で割ると、1個から1切れになりますよね?その「切れ」をもとの「個」に戻すために、四分の1で割る、つまり、4で掛ける。でもこういった原理は、厳密には大学で習う事なので、小学生にこの原理まで説明するのは、無理ですよ」
おお~
なんとなく、わかったような気がした!
こんな風にあの悩んでいた時期に小学校の先生が言ってくれたら、私、算数が嫌いにならなかったかも?
って、人のせいにしたらアカンね