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先週はとても忙しい週でした!
ウィーンーベルリンーウィーンースイスの移動があった週で、コンサートも二つありました。

プログラムは、バッハのソナタ第3番とパルティータ第3番でした。
その合間には、今度のCDの解説を翻訳し、写真も選び、デザインもだいたい決めました。

今回は、一日置きの本番でしたので、とっても良い経験となりました。
やはり、同じプログラムを短い期間で続けて弾ける機会というのは、本当に有り難いです。

私の楽器はベルリンで展示されていたので、22日までは他の楽器での演奏でしたが、24日のペルリンでのコンサートは、私の愛器ベイビーちゃんでしたから、体になじみ、音も自分の音色ですし、安心して演奏することが出来ました。

写真は、コンサートが終わった後、Offenes Herz Berlinの皆様と一緒のスナップです。
いたれりつくせりで、広いベルリンの中、迷子の心配もなく、さささっと観光も出来ました♪

コンサート当日の午前には、重度の身体障害者、ベルナデッテさん(17歳)を訪れました。ベルナデッテさんは、体を動かす事も、話すこともできません。でも、とてもインテリな方で、こちらの話す事は全て分かるのだそうです。定期的にOffenes Herz Berlinの方たちは、その方を訪問されるそうです。私がベルリンに来る事をジャック神父様がベルリンに滞在された時に彼女に話したそうで、ヴァイオリンを持って彼女を訪問することになりました。
お母様はこれだけの重度の障害者を、一日中休みなく毎日お世話するのは並大抵な大変さじゃないのに、明るくしっかりした、優しい雰囲気の方で、ご一緒に朝食も頂いたのですが、彼女たちの生き方、考え方に感銘を受けました。
人生を問題なく生きる人は誰もいないはず。それをどのように捉え、受け止め、生きていくかはその人その人によりますが、彼女のポジティヴで感謝と愛に満ちた生き方は、言葉のすみずみまで、深みと重みを感じさせられるものでした。

コンサートヘ行くことのできないベルナデッテさんのために、バッハのパルティータ第3番よりプレリュードを、クライスラーの愛の喜び、そしてバッハ/グノーのアヴェマリアを演奏させていただきました。演奏中、彼女は興奮してうなり声をあげ、体をふるわせていました。
話せない彼女が、演奏後、私に輝きあふれる笑顔を見せて下さった時、自分が演奏をできることがどれだけ幸せな事であるかを改めて認識させられました。

その晩の私の演奏は、演奏出来る感謝と喜びで満たされていたかもしれません。
讃美と感謝と喜び。
まさにソナタ第3番はそういう内容の作品ですから、そして、そのあとに続く朗らかで華やかなパルティータ第3番も、ぴったり。

さて、今は、スイスの大雪の中、11月末のソナタの夕べのプログラムやそのほかのものを準備するモードに切り替えて、それと同時に12月の日本のプログラムも取り組んでおります。