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2日の早朝に、スイスからウィーンに到着。

夕方は、ウィーンのママ&パパのお宅でのパウル・バドゥラ=スコダ先生のサロンコンサートでした。

アスタちゃんが私をみて、歓迎の飛びつきをしようとしたので「今日はごめん!」と逃げまくりました。だって今日はドレスアップしているのですもの!

ベーゼンドルファー・インペリアルの1923年製と、1954年製での先生の演奏を聞かせていただきました♪

ちなみに・・・先生が私とコンサートで弾いて下さったYou Tubeでのモーツァルトのソナタ、シューベルトのソナチネ第二番と、フランクのソナタは、このベーゼンドルファー・インペリアル1954年で演奏したものです。

モーツァルト
第一楽章
http://www.youtube.com/watch?v=Q4fxauZBXbw




この日のお客様は、ママのお友だちやお知り合いたち・・・やく20名のお客様でした。

プログラムは12月2日に行われるカーネギーホールでのリサイタルの曲目。

最初にハイドンの最後のソナタを1954年の方で、華やかに、しかしユーモアたっぷりと、

それから、ワルトシュタインを1923年で、エネルギッシュに、雄大に、

シャンパンやワインの休憩の後(先生もシャンパンをお飲みになって)

1954年の方で、タカーチのパルティータを迫力満点に、

1923年の方でブラームスのソナタ第3番をがっちりと演奏されました。

ブラームスの前に先生が茶目っ気たっぷりにおっしゃったのが、

「僕はさっきシャンパンを飲んだし、今日はコンクールの審査(ワイマールでリストのコンクールでした)から今朝、飛行機で帰ったばかりで5時間しかねてない、そんな調子でヒドいかもしれない。だから、気に入らなかったら、どうぞ皆さん部屋から出て行って結構ですよ~!」

一同、大笑い!

それでも迫力のある、構成力のがっちりしたブラームスで、素晴らしかったです。
私の大好きな第二楽章のコーダなんて、あ、月がゆっくり昇って来て、心が本当に一つに結ばれたのだというスケールの大きな平和な演奏でした。

ワルトシュタインは、第二楽章から第三楽章へうつる所は、もう、鳥肌がたつような素晴らしさ・・・先生は曙とおっしゃっていましたが、本当に、夜があけ、太陽が昇ってくる素晴らしいそんな雰囲気のする演奏でした。

先生の演奏の素晴らしいのは、あのメロディのすすんでいく意志の強さ、それぞれの音のすみずみまで神経が行き届き、命を持ち、語りかけるところです。

そして、あの素晴らしい温かな音色・・・
自然で音楽的ですっきりとした様式感。

ほどよい、というのを本当に熟知されていて、なかなかこうは出来ません。

お嬢さんのクリスさんご夫婦もいらしていて「パパは5時間しか寝ていないって言うけれど、あんなブラームス弾けちゃ、たいしたものよねえ!!!!いや、実に、すごい。」と帰り道に駅まで送っていただいたのですが、おっしゃっていました。

先生が皆さんにご説明されていたのですが、この1923年製のピアノは、先生が14歳の時に初めて出会われたそうで、先生も「魔法の音がする特別なピアノです」と話されていました。

「ある方がもっていらしてね、ぜひ売って欲しいと頼んでも『これはダメです』と言われていたのです。でも『私が死んだらあなたに売っていいと遺言書に書いておきます』と言われ・・・グルダもブレンデルも、このピアノに魅了されて欲しがっていたのだけれど、結局その持ち主が亡くなって、僕が買ったんですよ!」

先生が弾かれると、ピアノが喜んで鳴っているようでした。

ベーゼンドルファーは、先生に弾かれるためにあるようなピアノなんだなあと、改めて思いました☆