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ジョコンダ・デ・ヴィートによるベートーヴェンのロマンス第二番の演奏です。

温かみのある、ふくよかな音と気品とが、素晴らしい・・・



では、解説です。


この曲は、ベートーヴェンが28歳頃に作曲されたと言われています。

格調高く始まる主題は、A-B-A-C-Aというふうに全部で3回登場しますが、現れるたびに主題の表情は当然違います。

始まりは気品を持って、さわやかに語りかけ、オーケストラと対話しながらまるで美しい庭園をお散歩に連れ出されたかのようにBへ行きます。そして第二回目の登場の主題。これは前よりも少し繊細に、しかし憧れをもって語りかけているようです。
さて、そこから激しいCへ音楽は進みます。ベートーヴェンらしい情熱と意志の強さのあるこの部分は主題とは対照的な魅力があります。
威厳を持って、堂々とオーケストラの呼びかけに答え、再び主題へ。今度は伴奏の16分音符が主題をより熱い思いで歌うようにサポートします。
そして、優雅なコーダを経て、静かに平穏な気持ちで曲は終わります。