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素晴らしい音楽家のレッスンは、いつも向上心を刺激されます。

新たな気づきと発見、そしてインスピレーションを与えられ、感動します。

そんなレッスンをある先生のところで受けました。

バッハのアルマンド、サラバンドを丁寧に見てくださり、さらにベートーヴェンのロマンスをしっかりご指導していただきました。

ロマンスは、カンタービレと書いてあります。歌うように、と言う意味ですが、たっぷりゆっくり弾き始めましたら、先生は「歌うように、つまり、歌手が一息でこの旋律を歌えるようにという事ですよ。そのテンポでは、息つぎが何度も行われなければならないでしょう。」とおっしゃいました。

なるほど。

そして、ファーソファミファ(移動ドの方、ごめんなさい。私は完璧なる固定ドです)と始まる、ソファミファのリズムの取り方。

装飾音のとらえ方。

アウフタクトの感じ方。

これは、国民性があるらしいです。数多くの世界中の音楽家を育てたこの方は、
「多分言葉にあるのだと思います。日本語、韓国語、中国語の発音の仕方にあるのでは。フランス語では、サヴァ?と聴く時にアクセントはヴァに置かれます。サではありません。日本語にそういう発音をする言葉はないでしょう。」
とおっしゃいました。

主題にもどる時の自然なルバート。

先生の模範演奏は、自然で音楽的で美しく、格調高く、その指から奏でられる気品ある音に私は憧れを持って聴き入りました。

こういう時間を持てた事に感謝して・・・その時間を存分に味わえる幸せに喜びを感じ、「今」を感じるのでした。