
題して「Musik im Museum ー 美術館での音楽」です。館内にあるバッサノ・ホールにて、エドゥアルド・メルクス氏がバロックヴァイオリンを,ヨハン・ゾンライトナー氏がチェンバロを演奏されました。
このシリーズは今回で7回目で、美術と音楽好きな人には、なかなか興味深いものです。
プログラムは美術館誇るコレクションの中から名画を一枚テーマにして,その画家の時代の音楽を組む、というものです。そして休憩時間には、その名画の前にてカール・シュッツ氏による解説を聴くことができます。
今回のテーマはアントン・ヴァン・ダイク(1599~1641)の「マリアとヘルマン・ヨゼフの神秘的な婚約(1629/30)」でした。ここのブログの美術史美術館の記事でもご紹介した,私の大好きな絵です!何の名画についての解説かは知らずに出かけたので,座席に置いてある本日のプログラムを見て嬉しく思いました。
それに合わせた音楽の方のプログラムは、前半にJ・S・バッハのヴァイオリンとチェンバロのソナタ第六番、それからヴァン・ダイクと同時代の作曲家、ジャック・シャンピオン・ドゥ・シャボニエール(1601~1672)のチェンバロ組曲イ短調、同じく同時代のダリオ・カステーロ(およそ1590~1630)のヴァイオリンとバッソ・コンティヌオのためのソナタ第一番、休憩後の後半にJ・S・バッハのヴァイオリンとチェンバロのソナタ第四番でした。
ヴァン・ダイクの絵は、筆の動きに流れがあって美しく、品格があり,とても素敵です。アントワープで育った彼は、絵の技術も割に早く取得し,処女作は初めて描いたものとは思えない素晴らしい出来たったのだそうで、いわば神童だったのだそうです。
その絵にまつわる解説も面白く,なるほど、と勉強になりました。一枚の絵についてじっくりとお話を伺うのもいいものですね。
コンサートもとても味のある、温かで感じの良いもので、特にゾンライトナー氏のチェンバロは今回初めて拝聴し、彼の弾くシャボニエールの組曲はとても素敵でした。
次回は何の絵と音楽のプログラムでしょう!
楽しみになりました。