
18区のお宅でのお写真です。
モーツァルトのヴァイオリンソナタK379を弾きました。
始めに、シュタインウエイで第一楽章を一通り弾き、その次にこのフォルテピアノで半音高い鍵盤で第二楽章の第三ヴァリエーションまで弾いてくださいました。
そのあとまた、シュタインウエイに戻り、全楽章を通しました。
第5ヴァリエーションのときに、先生はおっしゃいました。「オイストラフのトリック知っている?ミュートをつけてピッツィカートをしたんだよ。」
ミュートをつけてはじいてみたら、嬉しそうに「ね、いいじゃない!このほうがきれいに、長く音が伸びるんだよ!」と。
先生のピアノの美しいことと言ったら、それはもう、天上の音楽のように美しいものでした。
楽しくて喜びに満ちた時間で、嬉しくてたまらなく、このとき以来、物欲の強い私の価値観が変わったほどでした。
私はこの幸せを味わうために、音楽をやってきたのだなあと思いました。
幸せは分かち合うことで増大するということを、先日抜粋して載せたばかり。私の使命はそこにあるのだなあと、このお写真を見て改めて思いました。