明日はエヴァ・B=S夫人にお招きを受け、夜、19区のお宅にお邪魔します。エヴァさんに、「パルティータ第二番を聴いていただけますか?」とお伺いしましたら、「ああ、トモコ、すごく素敵だわ!私もあの曲は挑戦したことがあるの。シャコンヌはさすがに難しくて弾けませんでしたけれど、その前の楽章は弾いたのよ」とおっしゃっていました。エヴァさんは、音楽学者ですが、若いころヴァイオリンを弾かれ、ワルター・バリリさんに習ったのだそうです。素敵☆
そういうわけで、今までバッハを練習していました。
練習しましたよ~!ああ、なんていい曲でしょう。いい曲。本当にいい曲。ああ大好き。シャコンヌまでのあの4曲も素晴らしい。
アルマンドを弾き始めると・・・私は吟遊詩人の気分になり、昔々の物語を語り始めます。
続いてクーラントで、リズムと滑らかな二つの要素を弾きわける楽しさを味わい、サラバンドを格調高く堂々と歌い上げ、リズムと軽やかさを味わう楽しいジグ。
そして、シャコンヌになると、もう、自分の中の興奮はとまらず・・・いろいろな物語が目の前に広がって行きます。
Durに変わるところは特に大好き。
あの始まりはあまりにも極上の美しい音色を意識しすぎて、ついつい緊張してしまいます。大切すぎてしまうのです。
その前までの、波乱万丈な情熱的な人生から、ほっとする、安らぎあふれる世界へ優しく温かく始まるそれは、幸福の香りそのものであり、魂の憩うところです。
静かに余裕を持って語りだし、その歌は自然に声部が増して響きは堂々と喜びの賛美へと変わってゆく。これほどの喜びに満ちた音楽・・・そこからふと、また一人で憧れを語り始め、16部音符で建設的に組み立ててゆきます。憧れはもう目の前・・・それを触れたく、手をのばしますが、永遠の憧れは永遠の憧れであり、手には入れられません。死の鐘(第161小節目の三つのAの音。これについては、後日ホェバルト先生のレッスンのお話をご紹介したいと思います)の響きとともに、その憧れに対する思いはどんどん広がり、声部は増して厚い響きへと変わり、まるでオルガンのような神々しい響きとなります。それが終わると、またシャコンヌのリズムで広がった音域の重音で堂々と威厳を持って、その素晴らしい世界の発展を謳歌します。
人には憧れが必要なのです。
その美しい憧れを愛する気持ち・・・手に入れたくてたまらない気持ち・・・生きる喜び・・・それが頂点へ達し、華やかな堂々とした、すべての情熱を凝縮したかのような厚い響きの感動的なアルペジオへ・・・。
そして、過ぎ去った過去を思い出す、悲しげな第三部へと時は移るのです。
あの時は、もう二度と戻らない・・・人生への哀愁を漂わせる始まり。呟きであり、自己との対話でもあります。諦めと、受け入れと、遠い過去を振り返り、過去と現在の入れ混じり・・・もう戻れない悲しみ。
この曲を弾いた後は、ため息です・・・・・・。
ああ、素晴らしい!!!
課題はたくさんありますが、この素晴らしさを演奏を通してお伝えできるよう、がんばります!
そういうわけで、今までバッハを練習していました。
練習しましたよ~!ああ、なんていい曲でしょう。いい曲。本当にいい曲。ああ大好き。シャコンヌまでのあの4曲も素晴らしい。
アルマンドを弾き始めると・・・私は吟遊詩人の気分になり、昔々の物語を語り始めます。
続いてクーラントで、リズムと滑らかな二つの要素を弾きわける楽しさを味わい、サラバンドを格調高く堂々と歌い上げ、リズムと軽やかさを味わう楽しいジグ。
そして、シャコンヌになると、もう、自分の中の興奮はとまらず・・・いろいろな物語が目の前に広がって行きます。
Durに変わるところは特に大好き。
あの始まりはあまりにも極上の美しい音色を意識しすぎて、ついつい緊張してしまいます。大切すぎてしまうのです。
その前までの、波乱万丈な情熱的な人生から、ほっとする、安らぎあふれる世界へ優しく温かく始まるそれは、幸福の香りそのものであり、魂の憩うところです。
静かに余裕を持って語りだし、その歌は自然に声部が増して響きは堂々と喜びの賛美へと変わってゆく。これほどの喜びに満ちた音楽・・・そこからふと、また一人で憧れを語り始め、16部音符で建設的に組み立ててゆきます。憧れはもう目の前・・・それを触れたく、手をのばしますが、永遠の憧れは永遠の憧れであり、手には入れられません。死の鐘(第161小節目の三つのAの音。これについては、後日ホェバルト先生のレッスンのお話をご紹介したいと思います)の響きとともに、その憧れに対する思いはどんどん広がり、声部は増して厚い響きへと変わり、まるでオルガンのような神々しい響きとなります。それが終わると、またシャコンヌのリズムで広がった音域の重音で堂々と威厳を持って、その素晴らしい世界の発展を謳歌します。
人には憧れが必要なのです。
その美しい憧れを愛する気持ち・・・手に入れたくてたまらない気持ち・・・生きる喜び・・・それが頂点へ達し、華やかな堂々とした、すべての情熱を凝縮したかのような厚い響きの感動的なアルペジオへ・・・。
そして、過ぎ去った過去を思い出す、悲しげな第三部へと時は移るのです。
あの時は、もう二度と戻らない・・・人生への哀愁を漂わせる始まり。呟きであり、自己との対話でもあります。諦めと、受け入れと、遠い過去を振り返り、過去と現在の入れ混じり・・・もう戻れない悲しみ。
この曲を弾いた後は、ため息です・・・・・・。
ああ、素晴らしい!!!
課題はたくさんありますが、この素晴らしさを演奏を通してお伝えできるよう、がんばります!