ドラえもんは確か、猫型ロボットになるはずが、不具合でタヌキ型に。
私もきっと、猫として転生するはずが、神様サイドの何らかの手違いで人間になったのだろうと思う。
一人時間が必要だけれど、孤独が好きなわけではない。縛られずに生きたいけれど、一度心許した人とはじゃれ合いたい。大好きな人とその他とでは、態度も心のこわばり具合も全く異るという猫性を、自分でも仕方なく自覚している。
私が誰かに喉をゴロゴロ鳴らしてしまうポイントは、その人に、『愛おしい変なところ』があるかどうかである。それは子どもの頃から今でも変わらぬことで、年少の頃、先生が「将来は何になりたい？」と聞いたとき、他の女の子たちはかわいく「ケーキ屋さん」とか「ピアノの先生」とか言うのに、一人だけ「王様」と答えた女の子にハートを撃ち抜かれたのを覚えている。彼女は、今でも唯一無二の友である。
MBTIという性格診断で、「定期的に友達を作る」という質問があって考えさせられたのだが、私が新たな誰かに心を開くのは、多くてせいぜい四半期に一回だ。ところが、2024年は豊作で、第一四半期に2人も好きな人が現れた。
1人は、いるだけでうっとり酔いしれてしまいそうな、ジャズバーみたいな大人な雰囲気の会場で、場違いなメドレーを演奏したピアニスト。ちょっと待って、この場所でトイストーリーは絶対違う！次の曲は、えっ！？ダース―ベーダ―の登場曲！？からのジュラシックパーク！？えっ！？えっ！？ライブが終わるころにはすっかり、私も他の観客も、「私が好きなものを弾く」という、そのこと以外を全く気にかけもしない彼女から、何かを学び、ファンになっていた。(ゴロゴロレベル🐈🐈)
もう1人は、一緒に食事をしていた時に出てきたデザートを見て、私が「きなこはむせるから要注意食材だわ！」と言った時、「えー？きなこでむせたことなんて一回もないんだけど。」と言った美しきパワーウーマン。彼女は言ったそばから、きな粉たっぷりわらび餅でゲホゲホむせて、その顔はたちまち運動会の飴食い競争並ににきなこまみれに。自分で顔を指さして大爆笑しているのがまぶしくて、おしぼりで拭いてあげながら、「あなたのそういうところが好きよ」と思った。(ゴロゴロレベル🐈🐈🐈)
猫のことばかり考えているからか、うちの庭に時々猫がやって来ます。この子、誰かに似てるな…
奈良美智さんのこの子だ！！目つきそっくり！！
(画像お借りしました🙏)