日本知育玩具協会・知育玩具マイスター/認定講師の船越智子です。

 

白木vs色付き 積み木の話です。

 

木目が見えていた方がいいですよね、白木の積み木がいいんじゃないですか?

いやいや、色のついた積み木の方が綺麗でしょ?

色々なご意見があることと思います。

 

さて正解は…?

 

どちらもいいのです!

 

色付きの積み木を積んでいく段階で、色の組み合わせを考えてみたり、一定の色を揃えてみたり、より美しい見え方を考えてみたり等々、色がついているがゆえに発生する遊びはあります。しかし、色がついているから遊べない、ということはありません。

これは、ネフスピール(スイス・ネフ社)で作った「きりん」です。実際にはこんなにカラフルなきりんはいないでしょう。でも、形を見立てて積む、それだけで十分に楽しめるものであって、最終的にそれは形からの想像力に依存して「きりん」とよばれる、ということなのです。

 

では、白木の積み木はどうでしょうか。これも同じく、想像力に依存して遊びが成立します。

これは、ウールレンガ積木(ドイツ・デュシマ社)で作った「教室」です。色は何もありませんが、手前の机といすには茶色、奥の方の大きな黒板は緑色、なんていうように、想像の中で色がついて来るのを感じませんか?色がついてないから遊べないということは全然ない、ということがお分かりいただけるかと思います。

 

子どもたちは想像力でもって、積み木で身近な世界を見立てて作っていくので、白木でも色付きでも、夢中になって遊べます。

 

ただひとつ。積み木は必ず、無地のもので選んでください。

 

絵がかいてある、文字が書いてある、そういうものは子どもの目につきやすいがゆえに、最初こそ強い興味を示しますが、すぐに飽きてしまいます。

また、積み木の醍醐味は先に話したとおり”見立て”や”想像”で、そこをこそ育む遊びが『積み木遊び』なのです。積み木に絵や文字が書いてあると、それらの大きな妨げになります。

 

まだクリスマスには少し早いですが、積み木を与えようかなと考えられている親御さんは、注意してくださいね。

 


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