発表会を通して
子どもたちから学んだことが
たくさんあります。


楽器店の生徒さん
中学2年のMちゃん
小さい時からゆっくりと彼女のペースで
ピアノを続けてくれてます。


両手がなかなか難しいのですが
発表会も毎年自分の意志で参加してます。


去年は
どうしても両手が間に合わず
1部分だけ両手を弾き
残りはわたしが伴奏を手伝う
という半連弾のような形での参加でした。


去年の発表会が終わり
「先生、次はこの曲弾きたい」と
「お母さんが好きな曲だから」
と楽譜を持ってレッスンに来てくれました。


彼女にとっては少し難しいかな?と
思ったのですが
弾きたい気持ちを大切にしたい。


「じゃ、1年かけてやろっか。
来年の発表会は両手で弾こうね」
と彼女の望みを叶えるお手伝いが
始まりました。


冬、春、夏とその曲と共に過ごし
秋が来て、そろそろ発表会まで
レッスンがあと何回
と数えるころになっても
なかなか弾けなくて
毎回同じことを繰り返している状態でした。


右手だけは弾ける
左手だけも弾ける
でも両手になると弾けない。


練習したらできる生徒さんには
この感覚はちょっとわからないかもしれませんが、彼女にとって両手で弾くということはハードルが高いことなのです。


ですが、少しずつの努力で
弾けた!という経験が増えていき
今年は、頑張れば両手で弾けるかも
という望みと
両手で完成させる喜びも味わってほしいから
(わたしのエゴ?ですが)
お手伝いはしない方向でと決めていました。


申込書を渡す時に
参加の意志を確認したところ
「出るよ!」
と元気よく応えてくれました。


でも、もうそろそろ最後まで弾かないと
間に合わないという時期に来てしまいました。
弾けないとわかっていて、このままステージに上げるのはどうかと思い


「Mちゃん、あと本番まで何回あるか知ってる?あと◯回で仕上がると思う?」と質問しました。


返ってきた答えは
「わからない」


確かに。
わからないよね。


できるかもしれないし
できないかもしれない。


未来のことなどわからない。


「でもね、Mちゃん。
Mちゃんが、頑張ってるのはわかるけど、
弾けなくて恥ずかしい思いをしてしまうより、どうしてもこの曲が弾きたいなら、今年は発表会パスして、レッスンでゆっくり仕上げるって選択もありだと思うよ」
と話をすると、彼女の目に涙がいっぱい。


ポロポロと泣き出してしまいました。


「Mちゃん、ごめんね!」
ぎゅっとして謝りました。


Mちゃんは
お母さんの大好きなこの曲で
発表会に出るのを楽しみにしていたそのに
わたしの予期せぬ発言に
ショックを受けてしまったようでした。


Mちゃんの望みは
両手で完成させることではなく
発表会に出ることだったのです。


Mちゃんと相談をして
一部分だけ両手
あとは右手だけを弾き
伴奏はわたしが手伝う
という昨年と同じスタイルで参加する
と決めて、無事演奏することができました。


Mちゃん、演奏し終わったあと
とってもいい笑顔でした!


わたしもMちゃんの望みが叶って
うれしかったです。


発表会だから両手で弾かないといけない
とか、何年生だからこれぐらい弾けないと
とか、そういった概念も必要ない


そう思います。


昔はそうは思えなかったけど…


今は
大切なのは
その子の気持ちを大切にすること。
望みを叶えるために
出来る限りのサポートをすること。


Mちゃんを通して
大切なことを学びました。


心からありがとう♡





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