何も考えられず… 息子の側で、ぼんやりとしていたいオカンでしたが、やらなければいけない事が沢山ありました。


親戚への連絡、寝台車の手配、病室の荷物も片付けなければ… 

涙が止まらず、動ける状態では無かった娘は、息子の側に居てもらう事にして、夫と二人で手分けをして片付け始めました。


片付けをしていると、看護師さん達が次々と病室に来て下さいました。息子に声を掛け、涙を流し別れを惜しんで下さいます。

勤務時間外だった息子の担当看護師さんも駆け付けて下さいました。


皆さんに可愛がって頂いていたのだと、改めて感謝の気持ちで一杯になりました。


看護師長に付き添って頂き、会計も済ませました。と言っても、今日の支払いは死亡診断書の費用だけでした。今回の入院費用は、後日 請求書が自宅に届くそうです。




18時頃、病院に寝台車が到着しました。


お世話になった先生方、看護師の皆さん

多くの方が寝台車まで見送りに出て下さいました。


オカンは、息子と一緒に寝台車に乗り病院を後にしました。