本州付近は梅雨前線の活動が活発になり、東海や関東地方を中心に大雨になりました。

3日間の降水量は、神奈川県箱根では800ミリを超えました。

長く降り続いたことにより、地盤が緩んで、静岡県網代市では大規模な土石流が発生しました。

土石流の映像がニュースで流れましたが、時速40キロとも言われています。

急傾斜地だったので、すごい勢いで土砂が流れていきました。

あれだけ速いと、発生してからは逃げることができません。

土石流が発生した当時は、「避難指示」が網代市から発表されていなかったので、なかなか避難行動につながらなかったのかもしれません。

本当に難しいところです。

やはり日頃からハザードマップを確認し、自宅周辺にどんな危険があるかを知っておくことが大事になります。

自主避難は、なかなか難しいかもしれませんが、市町村ごとに発表される土砂災害警戒情報や土砂災害の危険度などが分かる、気象庁のホームページの「キキクル」(危険度分布)などを確認することはできます。

 

今週もしばらく梅雨前線は本州付近に停滞するため、全国的に雨の日が多くなる見込みです。

あす(5日・月)は西日本や東日本の日本海側を中心に大雨のおそれがあります。

特に九州北部や中国地方では非常に激しい雨が降るおそれがあります。

東北地方もあすは雨が断続的に降る見込みです。

梅雨末期の大雨は、降水量がかなり多くなる特徴があり、毎年のように災害が発生しています。

今週も気を緩めず、大雨の情報に十分注意して頂きたいと思います。

 

気象庁キキクル(危険度分布)

 

重ねるハザードマップ