この週末は岩手県は夏を感じる暑さになっています。
きょう(6日)はやや雲が多くなっています。
暑いけど空気は乾いていて、風は気持ちいいです。
東北の梅雨入りは今週はなさそうです。
朝ドラ「おかえりモネ」の影響で、空や気象に興味を持つ人が周りで増えています。
ドラマを見ながら私は初心にかえる時があります。
気象予報士試験の勉強をしていた頃を考えると、今こうしてNHKで気象キャスターを続けていられるのはとても幸せです。
気象予報士やキャスターになるのは決して簡単ではないので、今の状況に感謝しています。
気象予報士の仕事はいろいろありますが、命を守るための情報をお伝えすることが最も大切です。
この春から避難勧告がなくなり、避難指示に統一されたこと、レベル5を待たずに、レベル4までに危険な場所にいる人は避難を完了していないといけないことなど、避難の情報は新しくなっています。
「おかえりモネ」を見ながら、気象予報士の大切な役割を忘れてはいけないと、改めて思いました。
前にいた広島県は、土砂災害が多く、大雨に弱い所でした。
かつて、広島市内の土石流の起きた場所を見にいきましたが、とてもひどい状況でした。
土砂災害や川の氾濫は、ほんとに恐ろしいのです。
一瞬にして人の命を奪います。
ふだん、放送で大雨を伝える時は、画を使って注意を呼びかけたりしていますが、もっと伝わるよう、鍛錬していきたいと思っています。