大雨が各地で続いています。

今年の梅雨は、九州などを中心に記録的な大雨が多くなりました。

私の地元の広島でも大きな災害が起きました。

長雨で、夏の青空がなかなか来ないです。

梅雨明けまでまだもう少しかかりそうです。

引き続き、大雨の情報にご注意下さい。

 

先日、NHK盛岡放送局の玄関前から気象情報を中継でお伝えしました。

水辺の植物を紹介しました。

持っているのは、ハスの葉です。

 

今、紫波町の五郎沼の古代ハスが見頃です。

写真は、7月13日に撮影したものです。

ピンクの濃淡がきれいでした!

 

五郎沼のすぐそばの池には、約200株の古代ハスがあります。

なんとこのハス、平安時代のハスの実から栽培されたものなんです。

昭和25年に行われた平泉の中尊寺の調査で、奥州藤原4代の泰衡の首桶からハスの実が見つかりました。

800年以上前のハスの実から、長島時子博士が5年かけて開花に成功しました。

その後、中尊寺ハスとして栽培されましたが、平成14年に五郎沼に株分けされました。

五郎沼の「古代ハス」として親しまれています。

 

まさに「古代ハス」、ロマンを感じます。

花の命はわずか4日間程度。

花が咲くのは、朝早くから午前10時頃まで。

ぜひ少し早起きして見に行ってみてはいかがでしょうか。

曇りや雨の方がきれいに見えるそうです。

まさに梅雨時に癒やしをくれる花ですね。

見頃は8月中旬ごろまでです。

 

ハスはヨガの世界では「れんげ座」というアーサナがあり、ヨガを象徴する花でもあります。

花言葉は「清らかな心」。

すっかりハスの魅力に魅了されました。