この週末は広島も寒くなりました。
きょう(21日)の最高気温は16.3度で3月下旬並みでした。
北風も強かったため、体感温度はさらに低く、冬のコートでもいいくらいでした。
きのう(20日)は、気象キャスターネットワークと中国地方整備局との勉強会に参加しました。
見学したのは、広島西部山系の砂防事業で作られた堰堤(えんてい)です。
実は広島県は、土砂災害の危険箇所(土石流危険渓流数・急傾斜地崩壊危険個所数)が全国一多い県なんです。
中国地方の土壌は、花崗岩が風化した砂質土壌の「マサ土」です。
そのため、大雨により山腹崩壊や土石流が発生しやすくなります。
広島市安佐南区の相田地区と大町の堰堤を訪ねました。
土砂災害から私たちを守ってくれる堰堤。
高さは10メートルくらいはあります。
雨量計もありました。
10分間隔の雨量観測結果を無線回線で太田川河川事務所に伝送されます。
データは大雨の災害予測に活用されます。
なかなか見られるものではなかったので、とても勉強になりました。
今後も新しい堰堤が建てられることになっています。
梅雨の時期になると、川の水量が増えます。
堰堤やダムなどの大切な役割を改めて感じました。