長男の運動会があった。
いざ、始まった運動会。
① 入場
息子は担任の先生に手を繋がれて登場。
(手を繋がないと、どこかにフラフラと行ってしまうのだろう。)
息子は1歳の時から、ずっと手を繋がれている。
じっとできないから、担任が用事がある時も、一緒に同行し、悪目立ちしている。
(自分の立ち位置で、じっと待てないのだ。)
さらに、担任の持っているホイッスルが気になり、(ボタンを押すと音が鳴る)
担任が他の子に指示を出したり、プログラムの進行をずっと邪魔している。
(他にも先生はたくさんいるが、担任の先生の言うこと以外聞かないのだろう。)
また、待機の間も、ずっとぴょんぴょん飛び跳ね(自閉症の特徴だろう。)、天井を見ながら歩いている。
運動会会場の天井の電気は気になるし、(市営の体育館をお借りしている。)
運動会の音楽でテンションが上がるのだろう。
② 運動遊び
皆んな、サーキットを列に並んで取り組んでいる。
息子は、「順番に並ぶ」ということが理解できていない。
担任の先生が1秒たりとも手を離さない。
(離せないのだろう。おそらく離せば、音響機械に走っていってしまう。)
2歳児クラスの子でさえ、自分で並べるのに、、、
③ ダンス
正直、期待していたのだ。
だって、毎日家で練習したじゃないか。
一応、振り付けは覚えていたじゃないか。
「ダンスいい子にできたら、お菓子買おうね。」と強化子も伝えて、モチベーションも上げたじゃないか。
保育園の練習の時、ママがシャドーに入ったら、できていたじゃないか。(2週間前)
そこから、もっと練習しているじゃないか。
ちょっと棒立ちの所はあっても、頑張ってくれると思っていた。
いざ、始まってみると、、、
フォーメーションの移動(後列から前列へ移動)を頑なに拒否。
そこから先生と押し問答(ここに行きなさい、嫌だ)
ウロウロして、他の子のダンスの前を遮る。
(他のご家庭のホームビデオは、ウロウロする息子のせいで、大事なお子様の映像が一部見えにくくなってしまっただろう。)
一列になってのウェーブも、前を見ていないのだから、できるわけがない。
さらに、ウロウロとウェーブの時立ち歩く。
(皆んな座っていて、出番の子だけ立つはずなのに。)
④ リレー
担任の先生と手を繋いで並走。
担任の先生の方が走るのが早く、引っ張られている状態。
走り終わった後も並んで待てず、クネクネ先生にもたれかかり、迷惑をかけている。まさに障害児。。
さらに、運営上のトラブルで、リレーをもう1度取り組む事となり、2回も公開処刑にあった。
さらに年長。
プログラムの難易度が高すぎた。
入場は手拍子をしながらだったり、忍者のポーズを取りながら。
太鼓(フォーメーション異動もあり。親が音を覚えて教えることも不可能。先生が遠くから、指揮者として指示を出して演奏していた。)
運動遊び(フラフープ、鉄棒、跳び箱)
ダンス(動きも高度な上に、2人1組の動きがある。)
リレー(内容は年中と同じ。)
ただ、時間が経ち、少し冷静になり、
1つ言えることは、
息子は今回の運動会、たまたまできなかったのではない。
親も療育先も保育園も一応本人も努力して、、
これが今息子が披露できる本来の実力だ。
私は息子の障害を受け入れられないだけで、息子は実力通りに取り組んだ。
運動会しかり、普段の活動全て、実力差が大きいことを見せつけられた。
やはり私は息子の障害を受容していない。
息子は私が思っているよりずっと障害は重いが、
私はまだ健常の世界への未練が断ち切れない。。