読んで頂いてどうも有り難うございます。

小学5年生の時に私は父親の転勤で

再び室蘭に引っ越して来ました。

そして、住んだ場所は以前幼稚園に

行っていた頃に住んでいた場所に

近かったのです。

今思えば室蘭は生まれた場所だから…

という事もありますが、私にとって

ソウルスポットである様に思います。


後日談になりますが、初めての就職先も

室蘭であり、夫と出会った場所も

室蘭でした…


室蘭へ引っ越してから、私は

片道30分の場所にある小学校へ

通いました。

見晴らしの良い橋を通り、

学校へ通うのはとても良い気分でした。

そして、転校先のその学校で

私は幼稚園時代に一緒だった人達と

再び出会いました。

でも私は自分の世界の中にいたので

記憶が無かったのですが、その人達が

私の事を覚えていてくれました。

だからといって、私は相変わらず

しゃべらない子供だったので、

仲が良くなったとかでは無いのですが…

でもしゃべらない私なのに

気に掛けてくれるお友達が

何人かいてくれ、そこでの学校生活は

とても温かかったです。

でも、今思えばそんなに気に掛けて

くれるお友達に心を開いていたら、

もしかしたら大人になっても

ずっとお友達でいてもらえたかも

知れないのに、その当時の私は

相変わらず自分の世界の中にいて、

自分の事しか考えていませんでした…

そして、初恋もその頃でした。

同じクラスにリーダータイプの人がいて、

人気があり、私も密かに憧れていました。

でも私はある日、図工の時間に作った

好きな人の作品にぶつかって一部分を

壊してしまいました…

私は謝らないと…と思ったのですが、

どうしても言葉が出ませんでした…

そのまま押し黙っている私を見ていた

その人は「別にいいよ」と言いました。

そして、私の初恋は終わりました…

そんな室蘭での再びの生活は、

また父親の転勤で6年生の夏休み前に

今度は北広島へ引っ越す事になり

1年ちょっとで終わりました。

※室蘭から北広島への距離は

車の運転で高速道路経由だと

107.8㎞です。

そして、私が引っ越す日に

クラスのお友達が何人か見送りに

来てくれました…

私はそんな事は初めてだったので、

本当にびっくりしました。

そして人の心に疎い私ですが

とても嬉しかったのを覚えています。

出来るならばずっとここに居たかった…

そう思いました…

読んで頂いてどうも有り難うございます!

6話目へと続きます。