山門
山門の仁王像も歴史を感じるものだった。(鎌倉時代作)
屋根は檜皮葺
外でお参りをさせていただいていたら、若い僧侶の方が本堂を開けてくださって
内陣まで入れていただけ、説明をしてくださった。
ご本尊は薬師如来。
こちらの薬師如来は、手に薬瓶も何も持っていなかった。
昔は秘仏だったが、今はずっと公開しているとのこと。
向かって右側には、降三世明王(ごうざんぜみょうおう)という聞いたことのない明王の像があった。
降三世明王(明通寺公式HPより)
降三世明王は両足で地に倒れたヒンドゥー教の神シヴァで仏教では自在天外道の主神といわれている神と
その妻、烏摩妃(パールヴァティー)を踏みつけている。
これは、神として主神として我がもの顔にふるまっているのを明王が戒めているというお話だった。
左側には、深沙大将(じんじゃたいしょう)。
深沙大将は、西遊記の沙悟浄のことらしい。
首に髑髏を巻き、手にヘビを持ち、お腹に子供の顔があるという鬼神。
本堂の中のこの三体の像は、なかなか興味深いものだった。
内陣 正面・釈迦三尊
裏面・阿弥陀三尊
外陣 壁・四本柱
十二天像 壁面
と書いた道を行くと庫裏に不動明王があった。
こちらは樹齢500年のかやの巨木。
2つの国宝に本堂の仏像、見てよかった寺院の1つに加えたいと思う。
拝観料500円の値打ちは充分にある。
〇明通寺
福井県小浜市門前5-21
拝観料:500円
駐車場:無料
:9:00~17:00(最終受付16:30)冬期は16:30まで
JR小浜駅から あいあいバス『池河内線』で19分「明通寺」下車
JR東小浜駅から レンタサイクルで約20分
JR東小浜駅から レンタサイクルで約20分