ウチのTora、ご飯のときに 「待て」 が出来るようになったのです!
ここ1ヶ月ほど特訓しておりました。
最初のうちはお尻を両手でしっかり押さえていても
前足だけで地面を蹴ってご飯に飛びつこうとしていたのですが、
そのうち私がToraの背中を撫でながら 「待て」 と言うと待つようになり、
でも手を離すとご飯のところへ行こうとする、と言った状態が続いていました。
ようやく少し前くらいから、手を離しても 「待て」 ができるようになったのです!
なんとな~く、ちょっとそわそわするのですが、私が 「まだダメだよ。お座りだよ。」
って言って少しじらしても、「よし良いよ!ご飯どうぞ!」 って言うまで
我慢するようになったのです!
あとは少しずつ「待て」の時間を延ばしていくことだな! と思い、
今週からじらし時間を長めに置くようにしてみたところ、なんとToraは少しでも早くに「よし!」
がもらえるよう対策に打って出た!
私の真横でちょこんとお座りしながら私の顔を見上げて、
チュッ と口にキスしてくるようになったのです!
これには私も流石にノックアウト
もういっか、ちゃんとお座りして「待て」もできたしね。
と自分に言い聞かせて、早めの「よし!」を出してしまうようになってしまいました(苦)。
早くご飯ちょうだいよ~、ねっ、チュッしてあげるから~
のチュッ なのです。 アヤツめ、やりおるな~
と言うわけで、結局 「待て」 の時間を長くしていくことには失敗しましたが、
毎食時に私の顔を見て 「チュッ」 としてくれるのはとても嬉しい
まるで 「ご飯ありがと~。いただきまーす!」 とでも伝えてくれているかのようで。
(実際は違うけど・・・)
この、ご飯の前の 「待て」 をトレーニングした目的は、じらしたかった訳でもなく、
ご褒美のキスが欲しかった訳でもなく、ましてや犬と張り合った訳でもありません。
私はToraをあちこちへ連れて行くので(今後はさらに)、緊急時の私の「待て」を守れる子に
したかったことと、なんでもかんでも口に入れるのではなく、私が「食べて良いよ」と言ったもの
以外は基本口にしない子にしたかったからです。
実は、先代猫のRinにも同じ躾をしました。
お陰で成猫以降は室内外で落ちてるモノはもちろん口にしませんでしたが、
私以外が初めて与えるモノも一切口にしようとしませんでした。
面白かったのは、父が初めて買ってきたおやつをRinに食べさせようとしても、
興味は示してクンクン匂いはかぐものの口にしようとはしないのに、
その後私が手からあげたら喜んで食べたのです
またこんなこともありました。この話は聞く人によっては「ペットの飼い方がなっていない」
と軽蔑される人もいるかもしれませんが、命拾いした「待て」の経験です。
Rinは自転車が好きで、よく自転車の籠に乗せてお散歩したり買い物へ行ったりしてました。
ある時、買い物した袋を両ハンドルにぶら下げて大通りの交差点を渡っていたところ、
なんかの拍子にグラっと来て自転車が倒れてしまったのです。Rinはポーンと大通りに
放り出されてしまいました。そして車道側の信号が青になり、2車線から車が走って
来たのです。はっとしてRinを見たところ、驚いた顔をしてキョロキョロ周りを見ながら
今にも走り出しそうな勢い。私は大きな声で 「Rin、ストップ!動いちゃダメ!」 と言いました。するとRinはいつもの「待て」のポーズをして、私がRinを抱き上げに行くまで大人しく待っていたのです。これは本当に不幸中の幸いでした。Rinのことは沢山褒めましたが、
私自身はすごく反省しました。
Toraはまだまだ子猫なので、何のための 「待て」 の練習なのかよく分かっていない
でしょうが、無意識のうちに身体と頭にしみこんでいって、気が付いたら自分の身を
守るために、私の 「待て」 が守れるようになってくれたら嬉しいです。