こんにちは。
アラフォーおひとりさま、
元・手取り16万のオタク書店員が
もう一度書店員目指しつつ、
自分らしい起業スタイルを探して
まだまだ模索しながら
ただいまトレードの勉強中！
桜木ともこです。
作品との出会いは比較的遅め、
「EXODUS」放送後の
一挙配信からだったものの、
そこからどっぷりハマってしまった
その最新作「THE BEYOND」の
最終章となる10～12話を、
舞台挨拶中継付きで観てきました。
例のごとくネタバレ満載で
感想書きます。
まだ観てない人はここで回れ右！
いや～～～あのね、
正直、あと３話じゃ終わらんくね？
と思ってたんですよね、
９話までの展開観てて。
そしたらびっくりするくらい
きれいにまとまったし、
しかも完全に予想外の方向で、
まさしく「BEYOND」な結末だったなって
思ってます。
観る前はやっぱり
11話の「英雄、二人」
っていうサブタイトルが
めちゃ気になるじゃないですか！
私、EXODUSで屈指の好きな話数が
９話の「英雄二人」だったので……！
ただ今作の
総士と一騎の関係性的に
どうなるか予想がつかなかったんだけど、
一騎という元々の主人公、
絶対的なエースを
総士が超えていく展開！
７話のマークアレスの顕現から
戦場を圧倒したことで、
やっぱり要は一騎だなあと思った
私の中の「ファフナースタンダード」を
完全にぶっ壊されました。
で、これは舞台挨拶で
一騎役の石井さんも
言ってらしたんだけど、
「とうとう一騎が
物語に置いて行かれた」
っていう衝撃ね。
総士がマリスにさらわれてなくて、
あるいは一騎との再会が
総士にとって最悪の展開でなく、
一騎に反感を抱いてなければ
こうはならなかったかもしれない。
そしたらいつまでも一騎は
島と世界を背負ってなきゃ、
そしてそのために命を使わなきゃ
いけなかったかもしれない。
でも総士に超えられた
本来の主人公（一騎）が
完全に脇に押しやられたことで、
逆に一騎は
「主役」から解放されたんだなと……
実際、ラストで一騎が
「また命の使い道を見つけなきゃ」
なんてことを言うのは、
あとは総士たちにまかせられる、
もう自分ができることはないって
一騎自身が悟ったってことですよね。
いや、使い道って何だよ
もう島でのんびり真矢ちゃんと生きろよ！
というのが本音ではあるけども！！
あのラストの二人のもどかしさよ！！！
だがそこがいい！！！！
実に鮮やかなBEYONDだったなと。
でもほんと、もし総士が
超えてくれてなかったら、
一騎ほんとに力を全部渡して
「向こう側」へ消えてたかもしれないし、
よかった、ほんとによかったよう（泣）
竜宮島での真壁親子、
いい会話だったな……
帰ってくる場所も
待ってる人たちもいるんだから、
帰ってこないとダメだよ。
見送りのときの総士もきっと
「ちゃんと帰ってこい」とかなんとか
言ったんじゃないかと信じてます。
このツンデレボーイめ！（笑）
グッズはちょっと考えた末、
キービジュ集めたポストカードセットを
買いました。
クリアファイルとかポストカード大好きオタク。
で、件の「英雄、二人」なんですが、
あれは一騎と総士のことでもありつつ
総士と美羽ちゃんのことでも
あるのかなって思いました。
11話の後半はこの二人に
完全に焦点が移ったし、
これまでのファフナーとは
あきらかに違う未来を切り開いたのが
総士と美羽ちゃんだったので。
過去のシリーズを超えていく
英雄二人、
ということだったんじゃないのかな。
総士がこれまでの
ファフナー的展開、
みんなの悲壮感をぶっ壊し、
美羽ちゃんの祝福が
アルタイルを分け与える。
10～12話の
キービジュアル（上掲パンフの表紙）を
見たとき、雪の結晶だと思ってた
このオレンジのやつ、
まさかアルタイルのかけらだったとは（笑）
でもこれまた総士が
今の総士でなければ絶対に
こうはならなかったわけですよね。
昔から大人たちは
美羽ちゃんの望むことは
すべてその通りにしてあげようと
努力するんだけど、
美羽ちゃんが犠牲になることすら
サポートしてあげてたんか……
それ考えるとちょっとゾッとしたけど、
思えば乙姫ちゃんや織姫ちゃん、
島のコアに対しても
そうだったんだよな……
もちろんそれは彼らが無神経とか
そういうことでは決してなくて、
ずっと受け継いで背負ってきた命の
重みを知ってるからこその行動だった、
と思うんですけど。
そして美羽ちゃん自身ですら
弓子さんやエメリーの想いと行動を
背負ってたからこそ
それがあたりまえだと思ってた。
でもその「あたりまえ」の基準は
総士には理解不能だった。
PVでも聞ける総士のセリフ、
「いつまで同じことをくり返すのさ！」
「自分を捧げず手に入れるんだ」
ってのは、いろいろまっさらな
今の総士だからこそ言えることです。
そして総士の中にいるのか
一騎のそばにいるのかわかんないけど
前の総士自身も、
今の総士が過去を超えていく、
未来を導くことを望んでいた。
ように、感じました。
後日談の灯篭流しで
総士が一騎に対して
「皆城総士」の灯篭を押しつけてきて、
総士推しの私はｳｳｯって
なってしまったんだけども。
でもさ、でも、それによって、
一騎の手で送られることによって、
前の総士も
きっと本当に役目を終えた。
戦いが始まる前から
同世代の誰よりも
たくさんのことを背負ってきた総士が、
一騎同様解放された瞬間が
あの灯篭流しだったなって……
思いながら、
でもこれ私にとっては
推しとのほんとのお別れなんですよ！
泣いたわも～～～（涙）
でも最後の「君は知るだろう」で
あ、まだ役目残ってたって
思いましたけど（笑）
あの手慣れたポエマーは大人総士、だよね？笑
そして真矢ちゃん、
さっきちらっと書いたけど、
最後の一騎との会話～～～！
「島に残って」と言いかけたのは
飲みこみ、
「一緒に行くか？」は
断ってしまうのか～～～！
正直、この二人の関係性は
ずっと宙ぶらりんのまま
ついにここで一歩進むのかと思いきや、
進まんのかいーーー！！
初めて一騎からそれっぽいセリフが
飛び出したと思ったんだけどな。
（石井さんが一生懸命
苦しい言い訳してたけど、
あれはやっぱりそういうことでしょうよ 笑）
前の総士もそうだったけど、
一騎も真矢ちゃんも、
結局この３人はみんな不器用だな。
だがそこがいい！！（２回目）
BEYONDでは鬼軍曹モードが
真矢ちゃんのデフォルトみたいになって
ちょっとつらかったんだけど、
一騎や同世代相手だと
雰囲気やわらいで安心する。
（甲洋との会話とかさ）
ところで真矢ちゃん何がすごいって、
無印から結局一度も
深刻な同化現象なしで
戦い抜いたことだと思ってます。
たしかに同世代では
少し遅れての参戦だったけど、
第三世代の三人すらみんな
電池切れを迎えてしまったのに
なんという耐久力！
一騎たちケイ素系男子とは
わけが違いますからね……
どうなってるんだほんと。
でももう乗らなくていい。
誰も乗らなくていいんだよ。
すばらしい未来が来た。
あとやっぱり今回は
なんと言っても
芹ちゃんでしょうか～～！
おかえり、ただいま！
無事でよかったよ芹ちゃん！！（号泣）
なんか今思ったらさ、
前の話数に双子と一緒に
ちらっと映ってましたよね。
（何話だったっけ、また確認せねば）
髪が真っ白になってたから
ずっと誰だかわかんなかったよ……
よかった芹ちゃんよかった……
なんかこう、彼女の復活って、
「HEAVEN AND EARTH」や
「EXODUS」で
甲洋が参戦したときと同じような
胸熱感がありました。
そう、甲洋ってずっと、
一騎や乙姫ちゃんたちコアとは
また別の意味で
島の守り神的な存在だったなと
私は思ってるんですけど。
織姫ちゃんや輝夜・朔夜と一緒に
島で待ってた芹ちゃんが、
今後はそのポジションを担うのかな。
（ミツヒロ、いやケイオスの言いようを聞くに
芹ちゃんはあくまで人間のまま、
のようだけれども）
だから甲洋も
一騎や総士と同じく役目を終えて、
「命の使い道」を考えるべく
一騎と世界を見に行くのかなって。
ここでも世代交代でしたね。
しかしマスターも調理師もバイトも
みんないなくなっちゃって
喫茶「楽園」はどうなるんだろ……
ラジオで散々いじられてたけど、
ちゃんとみんなの憩いの場になってて
安心してたのに～。
（来主くんあんな退場とは……
命の循環は途切れてないみたいだけど、
羽佐間先生にどんだけ背負わせるの
マジでさ……）
７～９話のムビチケ特典クリアファイルは
マスターとバイトくんでしたね……
そんでラストにかけて、
「Separation」「Shangri-La」と
無印の楽曲がかかる演出が
ヤバすぎでした。
そんなん泣くやろ！！
ちなみにこの「Shangri-La」の方は
「Shangri-La ～THE BEYOND～」が
正式タイトルみたいで、
今回新たにレコーディングしなおした、
っていう話を舞台挨拶で聞きました。
angelaのatsukoさんいわく、
最初は指示を聞きながら
何回か歌ってみたけど、
「うまく歌いすぎちゃって」
どうも違うなってなったそうで。
「ちょっといったん好きに歌わせて」
ってお願いして、
17年の経験値を乗せて
今の自分らしく歌ってみた。
そしたらKATSUさんも
「あ、いつもライブで歌ってる
Shangri-Laだ」
ってなったっていう裏話が聞けて、
舞台挨拶観れてよかった！
レコーディングでは
17年前の歌声を聴きながら
今の自分で歌ってみたとか……
ここでも「BEYOND」が
発生してました。
ちょっと今回は
物語追っかけるのに必死で
そこまでちゃんと歌が聴けてないので、
次の機会はもっと歌声にも、
もう少し注意を振り向けたいな！
こちら2019年にファフナーコラボカフェに
行ったときの写真です。
店内でずっとangelaのファフソン流れてて、
滞在２時間近くの間
ずっと違う曲が流れてた、その曲数がすごい。
しかも当時よりさらに曲が増えてる（笑）
可能性の地平を越えて、
ほんと、誰も想像もしなかった
新しい未来が開けました。
もうこれ以上の犠牲はいらない。
これがファフナー最終章、
だと聞いてます。
ただatsukoさんが
「私くらいになると
最後だとは信じてませんが！」
って言ってたのおもしろすぎた（笑）
だよね、最後だ最後だと思って
30曲以上？とか曲作りしてたら
そう思いますよね～～！（笑）
キャストさんたちからも
「もしかしたら……」
なんて希望を持たせる言葉が
出てました。
でもそうだな、戦いが起こると
またしんどい思いしてしまうので、
ただただ平和な後日談、
竜宮島復興録みたいなの観たい。
後輩組の結婚式とかさ、
総士「おじさん」と双子の交流とかさ、
彼らが導いたすばらしい未来を
のぞき見したいなあ、
という希望はあるかな。
一騎・甲洋の自分探しチームの
お話も観たいぞ。
（自分探しって誰が言ってたっけ、
喜安さんだったか石井さんだったか 笑）
その前にまだムビチケあるので
せめてもう１回は
劇場で観たいなと思ってます！
過去話数の感想はこちら
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