やわらかな夜、2002。 | orange pekoe ナガシマトモコブログ

やわらかな夜、2002。

数日まえから、アサヒのカクテルパートナーのCMに

「やわらかな夜」 流れてます。



twitterではつぶやいてたけど

CMで流れているのは ちょうど10年前の録音のこの曲。

22歳の声。



今でもライブでは必ずといっていいほど歌っていて

今のやわらかな夜を 今の私のきもちで歌いつづけていたので

とくに積み重ねたような感慨はなかったのだけど、


ふときづけば

10年歌ってきたってことになる。




結成10周年では、記念にベストを出したものの

なんとなく 続いているなかで マイルストーンをぽとりと落としたという感じで

ぴんときてなかったんだけど、


この数日は


やわらかな夜への反響をかみしめながら


10年かあ。

としみじみしていた。





ライブのMCでは少し言ったけれど、

私の中で、 2011年 というとても重要な年 を通り越えて


決意をもって 


音楽を続けるんだ


と思ったのです。





そして改めて振り返ると、


随分あちらこちらへ


好奇心や、 実験や、 反省や


今思うと若さゆえに抱えきれなかった想いを昇華させたりすることに




まさに 螺旋を描いて 旅して来た私は


決意とともに、


なつかしい場所に戻ってきたような気がしていたところでした。




そして、

だからこそ新しい音を創ろう、と。


みなさんに、 音の中にある なにか を


届けることは、

やめへん。


と決意して 2012年を走り始めたところだったのです。





CMのお話をいただいたとき、

うれしいなと思いつつ、

少し楽しみにしていた、という位だったのですが




流れ始めた途端に、


twitterやSNSで


こんなに反響を感じられるなんて、思ってもいなかった。



10年前には 考えられなかったこと。

こんな風に直接みなさんの声を聴けるなんてこと。




この曲が、こんな風に愛されていたんだなあ、と


本当には、私は知らなかったのかもしれない。

なんだかじいんとしました。




だから

この後押しをもらえたこと、さらにパワーに変えて


このさき

沢山いい音楽を生み出していきたいってすごく思いました。





ずっと今の自分として 表現することを好んできたけれど


はじめて、積み重ねることっていいなと 感じたような気がする。




今年はたくさんのプロジェクトを同時に創ったり、ライブしたりします。



どこかで、音楽がみなさんの心に触れますように!