2軒目は、1軒目のJust Musicと同じエリアにある「Musik Markt(ムジーク・マルクト)」へ。

 

 

 

 

 

 

1軒目がスゴすぎたので、そっちを見た後ではどうしても見劣りしてしまう印象でしたが、一通りの楽器を広く浅く取り扱っている、ごくごく一般的な平均的な楽器屋さんという感じでした。

 

電子ピアノも売れ筋の物を集約させているという感じで、YAMAHA・CASIO・ROLANDをメインに10万~30万円弱クラスを中心に展示されていました。

 

1軒目ではついつい高級機種ばかり試弾してしまったので、こちらのお店では本命機種より安い価格帯の物だとどのへんまでなら妥協可能か?という視点で、気になる機種をいくつか試弾してみました。

 

当然ながら予算が無限にあるわけではないのであせる少しでも安く済むのならそれに越したことはありません。

 

 

いろいろ試しましたが、現段階での最有力候補はコチラ。

 

 

ハイ、本命機種の下位モデルです。

 

上位機種と比べると、およそ10万円の価格差があるのですが、違いは以下の通り(CASIOサイトのQ&Aを引用)

 

・外観
GP-500はブラックポリッシュ仕上げで光沢の有る黒です。
GP-300はブラックウッド仕上げです。またボディカラーが白のタイプもございます。
・機能
<シーン機能>
GP-500には、名作作曲家やピアニストにまつわるエピソードから想起される演奏シーンを参考に、音色・響き・残響など様々な設定を組み合わせてセットしています。
<アコースティクシュミレーター>
GP-300には6種類、GP-500には11種類を搭載しています。
<音色数>
GP-300には26音色、GP-500には35音色を搭載しています。

 

…というわけで、いちばん重要である鍵盤の構造と、メインとなるピアノ音源のクオリティーや発音システムは基本的に同じであるようなので、それならば下位機種で十分かなと。

 

でも結局、

「ベヒシュタイン・スタインウェイ・ベーゼンドルファー(ベヒシュタイン以外はブランド名を明言してはいませんが)の音源が高いクオリティーでサンプリングされた電子ピアノを使ってみたい!せっかくヨーロッパに住んでるってのもあるし(生ピアノ持てないならせめて!)」

…ってのが、最大の理由かもしれません。(笑)

 

あとはやはり、木製鍵盤であるというのは外したくないポイントでした。

 

 

正直、幼少期から長らく親しみまくってきたヤマハの音には今は単純に飽きてしまっている…というのが、まずはヤマハを候補から外した要因で、カワイはカワイで「Shigeru Kawai」のフルコンをサンプリングしているというのが売りかと思うのですが、シゲルカワイの音色はかなりニュートラルなタイプの音色なので(複数機種を複数店舗で何度も試弾済み)、本物のシゲルカワイだったら自分独自の音色を探求できるという点で所有する価値を感じるのですが、電子ピアノとなってしまうと、音色がシゲルカワイであることにそこまでの魅力を感じないんですよね。。。

 

カワイは比較的手が出しやすい価格帯の電子ピアノから木製鍵盤を採用しており、その点はとても評価できるし、生徒さんに勧めるならカワイは大いにアリだと思っているのですが、どの機種を弾いてもなんともモッチリした感じのタッチがどうにも個人的には馴染めず…なんですよね。

 

ローランドは総合的に見てかなり好印象ではあったのですが、「この機種じゃなきゃ!」と思わせてくれるような決め手に欠けるという感じでした。

 

 

とは言え、楽器屋巡り後、今までノーマークだった機種も含めて改めて調べ直したりもしたので、今度はそれらを踏まえた上でもう1度楽器屋に足を運ぶ必要があるなと思っています。(夫と娘に嫌がられそうだけど…^ ^;;)

 

…結局、こうやって吟味している時期がいちばん楽しいかもしれませんね。(笑)