先週末、「Japan Fest」というイベントが近所で催されていたので行ってきました。
これは、アトランタに住む人々に日本の文化を紹介する、年に1回秋に行われるイベントだそうです。
会場が、たまたま家から車で5分程度で行ける場所だったので非常にラクに行けました。
そういうイベントがあるというのは以前からウワサで聞いて知ってはいたのですが、正直「外国人に日本文化を紹介すると言いながら、結局は日本が恋しくなった日本人ばかりが集まってくるんじゃないか?」なんて思っていました。(私もその一人だったわけですが/笑)
しかし行ってみてビックリ。思った以上に大きな会場に、思った以上に沢山の来場者!
もちろん日本人も沢山いて知り合いにも遭遇しまくったのですが、圧倒的に外国人来場者の方が多い。
国籍もアメリカ人はもちろん、インド系・韓国系・メキシコ系などの人々も多数目にしました。
そして日本のアニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤー達がそこかしこにいたり、浴衣を着てきている現地の方々(とくに子供の浴衣姿はめちゃくちゃ可愛かった)、日本語Tシャツを着用してる方々も多数いて、そんなファッションの雰囲気からもこのイベントを心待ちにして来られた方が沢山いたんだなぁ~というのが窺がえました。
イベントの内容は本当に盛り沢山で、日本食のベンダーが多数出店していて、そこは慢性的に長蛇の列が出来ていました。
そして、日系企業のブースがあったり、着物体験コーナーがあったり、和小物・着物&浴衣・アニメグッズ・日本のお酒などのお店が沢山出店されていたり。
まぁなんていうか、日本でもあんまり売っていなさそうな、しかし外国から見た日本のイメージにある程度応えるような感じの物が多かったですね。
ちょっと面白かったのが、雛人形の人形が単体売りされていたこと。
五人囃子の内の一人とか、三人官女の内の一人とか。(笑)
あと、キャラ弁を作るためのグッズなんかも売ってましたね。クマやパンダのおにぎり型とか。わりと売れてる感じでした。
特設ステージでは、飴細工の実演とか寿司作りの実演とか日本でのテーブルマナーについての講演とか。
それから、空手や合気道など武道系のパフォーマンス、和太鼓の演奏、盆踊りなども。
ベンダーでランチを買って食べるのを楽しみにしてたんですが、どこも長蛇の列過ぎて戦意喪失![]()
空腹により夫がイラつきだしたので(笑)、仕方なく比較的行列が短かったベーカリーのベンダーでとりあえずパンとスイーツを購入。とりあえずの腹ごしらえをすることに。
まぁ久々にカツサンドとメロンパンが食べられたので良かったです。
ちなみにアメリカのベーカリーにはいわゆる「総菜パン」的なものはありません。食パンもあまり見かけません。(無いわけではないものの、日本での一般的な食パンみたいなのは結構レア)
こっちに来て改めて日本のパン屋のレベルの高さを思い知りました。
どうしても日本のパンが恋しくなった場合は、韓国系のベーカリーだったら比較的日本の物に近い感じのパンが食べられます。
あと、このベンダーでプリンも買ったのですが、日本にあるようなプリンはアメリカではなかなか食べられません。少なくともスーパーには売ってないです。
唯一近いのが「フラン」というメキシコ版のプリン。こちらはスーパーで普通に買えますが、やはり日本のプリンとはちょっと別モノという感じがします。
というわけで、久々にオーソドックスなジャパニーズスタイルのプリンが食べられて嬉しかったです。
その後、なんとか別のベンダーで焼き鳥をゲット出来ました。あ、黒胡麻だんごも食べました![]()
でも出来ればたこ焼きが食べたかったな~~。
広い会場を一通りブラブラして、「ふ~ん、こんな感じなのね~」ってのがだいたいわかったところで会場をあとにし家に帰りました。
しかしわたくし、実はその翌日も懲りずに娘と二人で再び足を運びました。(夫は休日出勤)
というのも、2日目のみ行われるライブが気になってどうしても観てみたかったのです。
そんなわけで、1本目。大島まどかさんという、アトランタを拠点に活動するジャズピアニスト/ヴォーカリストのライブ。
自身のオリジナルを3曲(R&B系の曲調、歌詞は日本語がメイン)、ちょっと和テイストな雰囲気のインスト1曲、最後は「上を向いて歩こう」で締めてました。
なかなか個性的な声。系統で言ったら、UAをもうちょっと低くした感じというか。あ~~~でも、UAよりもっとこの声に似た感じの歌手が他にいた気がするんだけどなぁ~~。思い出せない~~。
30分のステージで娘もちゃんと大人しく聴いててくれたんですが(会場は小ぶりなホールながら赤ちゃん連れも多数いて、出入りも演奏中であっても自由だったので、わりと気兼ねなく過ごせました)、う~~~ん、、、PAがなぁ~~~~~。。。ベースの低音がやたらと響きまくりでとくに低音域は「音程」じゃなくて「振動」になってしまっていて、音響的にかなり残念な感じでした。![]()
コード感がぼやけて曲の本来の姿がわかりづらい状態…。演奏自体は決して悪くなかっただけに惜しいな~…と思いました。
変わったドラムセットを使用。(というか、ドラムセット自体は普通の物っぽいですが)
少しのインターバルを挟んだ後に、同じホールで続いて行われた2本目。JUNKO FUJIYAMAさんというヴォーカリストによるJ-POP&J-ROCKのライブ、と案内パンフレットには書いてあったので、こういった場でどんな選曲をするんだろう?と興味津々でした。
実際蓋を開けてみると、「J-ROCK」と思しきものは1曲もやらず。まぁそもそも、どのあたりをJ-ROCKと指すのかもよくわかってないですが。(笑)
あ、ちなみに写真は撮り損ねましたが、デジピ使用での弾き語りです。
「君をのせて→となりのトトロのメドレー」「秋桜→津軽海峡冬景色のメドレー」「涙そうそう」「残酷な天使のテーゼ」。最後にやった曲はちょっと何の曲かわからなかったです。(曲紹介のMCも聴き損ねた。もしかしたらオリジナルだったかもしれません。)
実際は3曲目ぐらいで娘がグズり出したのでホールの外に出たため、最後まで生では聴けませんでしたが、ロビーのモニターで一応最後まで観てました。
それにしてもアトランタを拠点に音楽活動をする日本人というのがいるんだな~と驚きました。
お二人とも全くどんな経歴をお持ちの方なのか知りませんが、アトランタはそれほど音楽が盛ん!という印象はないだけに、単純になんでだろう?と素朴な疑問。
でもきっとそれぞれに、この地に導かれたドラマがいろいろとあったのでしょうね。
弾き語りのライブを2本も観たら弾き語りがしたくなったので、家に帰ってから娘にお客さんになってもらい(それはいつもの事なのですが/笑)何曲か弾き語りしました。
