前回の続きです。
初めてのアトランタでの産婦人科。
旦那様にも同伴してもらいました。
ちなみにアメリカでは妊娠中の検診や出産する時は夫も立ち会うというのが一般的なようです。
こちらで知り合った日本人の方も「こっちだと旦那が一緒にいないと”なんで?!”って非国民扱いされる感じだったよ~」と言ってました。
まぁこれも人によって「いや、そうでもないよ」と言う方もいたので、私には何とも言えませんが、とりあえずなんといっても言葉が不安なので、旦那様には出勤時間を遅らせてもらって午前中の診察に付き合ってもらいました。
そうそう。家の都合などで出勤を遅らせたり仕事を途中で抜けたりというのも、アメリカの方はかなり雰囲気的にやりやすいようです。
日本だと例えば子供の学校の行事だったり、病院に行くとかの理由で平日に半休取ったりするのもなんだか気まずい…みたいな感じになりがちだと思うのですが、こっちは「え?そんなの遠慮せず行っといでよ」っていうノリみたいです。ありがたいです。
というわけで、向かった病院は途中で少し朝の渋滞に巻き込まれたものの20分ほどで到着。
受付でまずは保険証(と言ってもアメリカには日本のような国保の制度はないので、各自加入している保険会社から送られてきているカード)の提示を求められ、そのあと問診票の記入を求められましたが、この「問診票」というのが英語となると非常に厄介でして
とてもその場でチャチャっと書けるような代物ではないと判断したので、事前に病院HPからダウンロード&プリントアウトしたフォームに記入しておいたものを提出しました。
アメリカの産婦人科の問診票は、日本の産婦人科で書いた問診票よりもさらに突っ込んだ詳しいことをいろいろ書かなければいけません。
既往症とか現在及び妊娠期間中の自分の体調についてチェックする項目でも、当然ながら全ての病名・症状が英語なので、これが理解できなければ回答することも出来ません。
普段使わない医療用語もガンガン出てきます。
もう、これを記入するための数日間はまさに気分は「受験生」でした。(苦笑)
また、問診票だけでなく、診察の際に先生に質問したいことも事前に紙に書いて準備。
(15項目ぐらい質問しました)
質問するための英文は、ありがたいことに持っていたアメリカでお産する本とか、あとはネットでいろいろ検索すると、自分がちょうど質問したかったことと合致する例文が結構載っていたので、だいたいはコレを丸写し。非常に助かりました![]()
そして、現在飲んでいるサプリメントについてや接種済みの予防注射についてメモした紙も用意。
加えて、こちらでは日本以上に自分の希望するお産方法を主張しやすい(というか、むしろ主張しなければならない)ようなので、私が現段階で希望している「Birht Plan」を書いた紙も準備しました。
バースプランで書く内容というのは、例えば「自然分娩」がいいのか「無痛分娩」がいいのかとか、分娩中の照明の明るさから、アロマ・BGMの使用についてとか、産むときの姿勢とか入院する部屋の環境についてとか、産んだ直後にカンガルーケアがしたいとか初乳を与えたいとか…まぁ人によっていろいろあると思いますが、そういう個人的な希望をとにかく積極的に伝えるのが良しとされています。
私も、「そういうことなら遠慮なく…」といろいろ書かせてもらったもらった上で、それが叶いそうかどうか先生に確認してみたのですが、「全部大丈夫よ♪」と言って頂きました。
あとは、日本の病院で書いてもらった英語の紹介状と、諸々の検査結果が書かれた紙と母子手帳(ほぼ日本語表記なので参考にならなかったと思いますが…)、そして今までの超音波検査でもらった赤ちゃんの写真も持参して先生に見せました。
ちなみに先生ですが、私が選んだ病院は女医さんが2名おり、今回は希望していた方の先生が都合がつかなかったのか(一応その先生で予約自体は取れていたのですが)、実際診察してくれたのはインド人の若い先生でした。でもこちらの先生もとても気さくで安心しました。
初診内容としては、予想していたよりあっさりめで、身長・体重・血圧を測った後に尿検査・子宮底長の測定・赤ちゃんの心音確認のみでした。
驚いたのは、医療先進国であるアメリカなのにいろんな検査で使う器具がビックリするほどアナログなものが多かったこと![]()
日本の病院だったら体重や血圧なんてデジタル測定するのが普通だと思うんですが、なんか全部アナログでしたね。(笑) 体重計も、体重計というよりは「はかり」と言った方が相応しいようなモノを使って計りました。
この病院に限らず、なんだかアメリカって実際生活してみると結構全てにおいて「前時代的」な印象です。
なんでみんなこれに甘んじて生きていられるんだ?!と思うこと多々。。。(^ ^;;
日本がどれだけ便利だったかということを思い知らされる日々ですよ。
あと、日本の産婦人科の検診では毎回当たり前のようにやる超音波検査も、アメリカでは妊娠期間中に基本的には1,2回しかやってもらえないそうです。
いちばんの理由としては多くの保険で1,2回分の料金しかカバーしていないということ。
そして超音波検査の安全性について疑問視する意見がアメリカにはまだ結構あるから…というのが主な理由みたいです。
とりあえず、旦那様の多大なフォローのおかげで初診は無事終了。
たいして待たされるということもなくスムーズに進んだので良かったです。
来週の検診ではグルコーステスト(糖尿病)があるとのことで、「病院来る前に家で飲んできてね」と小さいペットボトルに入ったジュースのようなものを渡されました。
これは「グルコーラ」と呼ばれるもので、糖分がたっぷり入っためちゃくちゃ甘い飲み物だそうです。
なんか毒々しい色で絶対美味しくなさそう。。。![]()
これを飲んだ1時間後ぐらいに血液を採取して血糖値の変化を調べて糖尿病になっていないかどうかを診断するようです。
出産まであと少し。
最近では「お腹重くなってきた…かも?」というレベルを通り越して、「確実に重い!!」という状態で、少し動くのもしんどくなってきました
でも適度に歩いたりしてないと余計調子が悪くなるので、頑張って散歩したりヨガをやったりするようにはしてますが。
疲れやすいしやたらと眠くなるし(でもどの体勢で寝ても寝苦しいのでなかなか熟睡も出来ない…)、やらなきゃいけないことは沢山あるのになかなか体がついてきてくれない状況なので結構ツライです。
胎動も相当ダイナミックな感じになってきました。
いろいろ不快症状はあるものの、経過としては非常に順調なので、このまま無事出産までこぎつけられることを祈るばかりです。
こっちで何かイレギュラーなことがあると何かと面倒そうだし。。。(^ ^;;