先週末にシビックセンターで行われた関本昌平さんのピアノリサイタルに
行ってきました。
もともと全然知らないピアニストでしたが、勤めてる音楽教室にチラシが
置いてあったのを見て知りました。
よくよく経歴を見ると、かなり凄い方のようで「ショパン国際ピアノコンクール」
でも4位入賞されてるんですね~。
今回のリサイタルのプログラムは下記の通りです。
ベートーヴェン:ソナタ 嬰ハ短調 「月光」
ブラームス:4つの小品 作品119
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 「英雄」
ドビュッシー:2つのアラベスク
ブラームス:間奏曲 作品118-1,2
ショパン:スケルツォ 第2番
「観に行こう!!」と思った決め手は、ただ1つ。
全体的には比較的わかりやすいプログラムの中にさりげな~く
紛れ込ませてあるブラームス
もっと具体的に言うと、「インテルメッツォ(間奏曲)が生で聴ける!!」
という。コレに尽きます!
ブラームスのインテルメッツォ。多分、数あるクラシックのピアノ曲の中でも
個人的には一番CDでヘビーローテーションしていた曲です。とくに
19歳ぐらいの時に。本当にいっとき、「コレしか聴いてないんじゃないか?」
という時期がありました。
他にいくらでも素晴らしいピアノ曲はもちろんあるんですが、なんていうか
ブラームスのインテルメッツォは圧倒的に自分の内面に深く切り込んで
きたというか。当時の自分の精神状態にめちゃくちゃフィットしていたんで
しょうね。
もちろん聴くだけじゃなく自分でもよく弾いていました。
とりわけ、ラドゥ・ルプーの演奏するCDを愛聴していました。他のも
聴きましたが、わたし的にいちばんしっくりきたのが彼の演奏でした。
当時習っていた声楽の先生はルプーの弾くブラームスを生で聴いたことが
あったそうで、それが本当に素晴らしかったと仰っていて、死ぬほど
羨ましかったです。
で、すっかり前置きが長くなりましたが(苦笑)、CDでは散々聴いてきた
作品ではありますが、生の演奏ではいまだに聴いたことがなく。。。
やはり、決して派手な作品ではないのでそんなに頻繁に取り上げられる
こともないのかな~と。
というわけで、関本昌平さんの演奏を初めて聴いたのですが、結論から
言うととても良かったです
行ってよかった~と思いました
いちばん印象的だったのは「リズムのキレ」ですね。こんなに「瞬発力」を
感じる演奏って、私が今まで生で観たことのあるクラシックピアノの
コンサートでは無かったかも。
「このタイミングで着地して欲しい」と思うところにドンピシャで着地してくれる
感覚というか。。。とにかく、リズムの捉え方がかなり個人的には好みな
感じでした。
音の立ち上がりとか粒立ちとかホント素晴らしくて、曲の輪郭がとても
クリアに感じられる演奏でした。
選曲もそういう彼の持ち味が活きる感じのものだった気がします。
どの曲も素晴らしかったんですが、やっぱり彼が現在いちばん興味を
持って取り組んでいるというブラームスの作品が、最も思い入れが
感じられましたね。
ブラームスの作品の持つ魅力を伝えたい!という気持ちがひしひしと
伝わってくる演奏で、かなり満足度が高かったです
インテルメッツォは作品118の中から2つ演奏されましたが、正直
他のもぜーんぶ聴きたかった~。
作品119の方もやはり同じく聴きまくった曲達だったので、久々に
聴いてとても懐かしい気持ちになりジーンときてしまいました。
アンコールでは大サービスで4曲も演奏してくれました。
「仔犬のワルツ」の後に、ブラームスにゆかりのある曲ということで
シューマンの小品を2曲、そして最後にとどめの一発でブラームス。
コレも好きな曲だったので嬉しかったです
そうそう。今回のリサイタルはカワイが主催していたようで、この日の
使用ピアノは「Shigeru Kawai」でした。
通常このホールに置いてあるのはYAMAHAとスタインウェイのみなので、
このコンサートのためにカワイが持ち込んだものだと思われます。
名器と噂されるShiegeru Kawaiのピアノ。以前からすごく興味があったの
ですが、初めてこのピアノを使用しての演奏を聴けました。
でも結局、人の演奏を聴くだけではピアノ自体の良し悪しって正直
よくわからないですね。(^ ^;; いい音色だと思いましたが、それは
ピアノのせいなのか関本さんの鳴らし方が素晴らしいからなのか
…って感じなので。
あぁ、ぜひ1度試奏してみたい。愛知県内で試奏出来るのはどうやら
名古屋のカワイの店舗1軒のみのようです。今度名古屋に行った
ついでに寄ってみようかな。
このリサイタルの数日前に行われたギター教室発表会のリハーサルで
爆音にやられ気味だった耳が、だいぶ浄化された気がしました。(笑)
まぁこの翌日が発表会本番だったので、浄化された耳がまた結局
ダメージを受ける羽目になるのですが。(苦笑)
行ってきました。
もともと全然知らないピアニストでしたが、勤めてる音楽教室にチラシが
置いてあったのを見て知りました。
よくよく経歴を見ると、かなり凄い方のようで「ショパン国際ピアノコンクール」
でも4位入賞されてるんですね~。
今回のリサイタルのプログラムは下記の通りです。
ベートーヴェン:ソナタ 嬰ハ短調 「月光」
ブラームス:4つの小品 作品119
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 「英雄」
ドビュッシー:2つのアラベスク
ブラームス:間奏曲 作品118-1,2
ショパン:スケルツォ 第2番
「観に行こう!!」と思った決め手は、ただ1つ。
全体的には比較的わかりやすいプログラムの中にさりげな~く
紛れ込ませてあるブラームス

もっと具体的に言うと、「インテルメッツォ(間奏曲)が生で聴ける!!」
という。コレに尽きます!

ブラームスのインテルメッツォ。多分、数あるクラシックのピアノ曲の中でも
個人的には一番CDでヘビーローテーションしていた曲です。とくに
19歳ぐらいの時に。本当にいっとき、「コレしか聴いてないんじゃないか?」
という時期がありました。
他にいくらでも素晴らしいピアノ曲はもちろんあるんですが、なんていうか
ブラームスのインテルメッツォは圧倒的に自分の内面に深く切り込んで
きたというか。当時の自分の精神状態にめちゃくちゃフィットしていたんで
しょうね。
もちろん聴くだけじゃなく自分でもよく弾いていました。
とりわけ、ラドゥ・ルプーの演奏するCDを愛聴していました。他のも
聴きましたが、わたし的にいちばんしっくりきたのが彼の演奏でした。
当時習っていた声楽の先生はルプーの弾くブラームスを生で聴いたことが
あったそうで、それが本当に素晴らしかったと仰っていて、死ぬほど
羨ましかったです。
で、すっかり前置きが長くなりましたが(苦笑)、CDでは散々聴いてきた
作品ではありますが、生の演奏ではいまだに聴いたことがなく。。。
やはり、決して派手な作品ではないのでそんなに頻繁に取り上げられる
こともないのかな~と。
というわけで、関本昌平さんの演奏を初めて聴いたのですが、結論から
言うととても良かったです
行ってよかった~と思いました
いちばん印象的だったのは「リズムのキレ」ですね。こんなに「瞬発力」を
感じる演奏って、私が今まで生で観たことのあるクラシックピアノの
コンサートでは無かったかも。
「このタイミングで着地して欲しい」と思うところにドンピシャで着地してくれる
感覚というか。。。とにかく、リズムの捉え方がかなり個人的には好みな
感じでした。
音の立ち上がりとか粒立ちとかホント素晴らしくて、曲の輪郭がとても
クリアに感じられる演奏でした。
選曲もそういう彼の持ち味が活きる感じのものだった気がします。
どの曲も素晴らしかったんですが、やっぱり彼が現在いちばん興味を
持って取り組んでいるというブラームスの作品が、最も思い入れが
感じられましたね。
ブラームスの作品の持つ魅力を伝えたい!という気持ちがひしひしと
伝わってくる演奏で、かなり満足度が高かったです

インテルメッツォは作品118の中から2つ演奏されましたが、正直
他のもぜーんぶ聴きたかった~。
作品119の方もやはり同じく聴きまくった曲達だったので、久々に
聴いてとても懐かしい気持ちになりジーンときてしまいました。
アンコールでは大サービスで4曲も演奏してくれました。
「仔犬のワルツ」の後に、ブラームスにゆかりのある曲ということで
シューマンの小品を2曲、そして最後にとどめの一発でブラームス。
コレも好きな曲だったので嬉しかったです

そうそう。今回のリサイタルはカワイが主催していたようで、この日の
使用ピアノは「Shigeru Kawai」でした。
通常このホールに置いてあるのはYAMAHAとスタインウェイのみなので、
このコンサートのためにカワイが持ち込んだものだと思われます。
名器と噂されるShiegeru Kawaiのピアノ。以前からすごく興味があったの
ですが、初めてこのピアノを使用しての演奏を聴けました。
でも結局、人の演奏を聴くだけではピアノ自体の良し悪しって正直
よくわからないですね。(^ ^;; いい音色だと思いましたが、それは
ピアノのせいなのか関本さんの鳴らし方が素晴らしいからなのか
…って感じなので。
あぁ、ぜひ1度試奏してみたい。愛知県内で試奏出来るのはどうやら
名古屋のカワイの店舗1軒のみのようです。今度名古屋に行った
ついでに寄ってみようかな。
このリサイタルの数日前に行われたギター教室発表会のリハーサルで
爆音にやられ気味だった耳が、だいぶ浄化された気がしました。(笑)
まぁこの翌日が発表会本番だったので、浄化された耳がまた結局
ダメージを受ける羽目になるのですが。(苦笑)