こんにちは。

昨晩、短大時代の友人と忘年会。

近況報告し合い、
存分に楽しんだ。

それぞれ今の生活を大切にしていて、
何か問題課題は抱えながらではあるけれど、
基本的には幸せなのだ。

短大時代を思い出しながら、
その頃の何倍も、
今!充実している!
と思った。




友人と解散。




帰ると、1枚の葉書が届いていた。

とてもお世話になった方が、
亡くなったという知らせだった。

年内にご挨拶に行きたいと思っていたところだった。

その方は先生と呼ばれる職業の方で、
普段、出会うチャンスは滅多にないであろう、偉い方だ。

バーで知り合った。

先生は65歳くらいのおじちゃん、
私と同じ年くらいの部下の女性と飲んでいた。

私はたまたま近くに座ったので、
お二人と世間話をして、
あっという間に、
お二人の魅力的な会話に引き込まれた。

先生のお父様は画家で、
小さいときは、
お家が貧しくて苦労されたようで、
大人になったら稼げる男になろうと決めていて、
今の仕事を選ばれたようだ。

その日に連絡先を交換して、
それからは3人で食事に行ったり、
舞台を見に行ったり、
私のダンスも見に来て下さったり、
何度も一緒に遊んだ。

君にはこの本が似合いそうだと、
本をたくさん頂いた。

先生のお宅での、
ホームパーティによんでいただき、
素敵な奥様とお話したり、
先生の愛犬と遊んだり
普段は出会えないような
色々なジャンルの職業の品の良い方々と
触れあう機会をいただいた。

つらいつらい時期に、
相談に乗ってくださり、
私のことを甘やかすことなく、
本気で叱ってくださったこともあった。

私のソロダンスを見て、
ダンスは初めて見るけれど、ちゃんとした内容の良いものを観せてもらった。
と言ってくださり、
それは、それからの私の活動の大きな励みになった。

ダンスの世界しか知らない世間知らずの私に、
世の中の綺麗事だけではない『話』をたくさん聞かせて下さった。
そしてそれは、絶望的なことではなく、明るい未来に向かうためのことだということも、いつも添えて教えて下さった。

先生のお父様の絵で大好きな絵がある。
ある街の絵。
たくさんの家が描いてある絵。
その絵を見て、
どの家も、大きい家も小さい家も、
平等なんだって感じた。
その家その家に、小さなドラマがあって、
それぞれが周りと共存しながら、静かにきちんと主張もしている。
みんなそれぞれがが主役なんだなって感じた。
先生のお父様の絵なんだけれど、
先生の人生観は、その絵に表れているように感じた。

先生、、、
まだまだ
お話したかったよ。

3月のソロダンスも見てほしかったよ。

聞きたいことたくさんたくさんあったのに。

残念過ぎるよ。




昨晩、涙が出た。
けれど、すぐに、
『そんなに泣かなくても』って先生に言われた気がして、
泣き止んだ。

今日も何度も涙が出た。
やっぱり、また、
『いやいや、そんなに泣かない泣かない』
って先生に言われた気がして、
泣き止んだ。

私ひとりの考えじゃなくて、
私は先生と会話をしているんだと思う。
これは想像とか妄想じゃなくて、
正真正銘の事実だと思う。




先生が与えてくださった
たくさんの心を
絶対に忘れない。

胸を張って、
伸び伸び‼
生きていこうと思う。




何か新しい火が灯った
そんな感覚だ。




板垣朝子ニコニコ
頑張りますニコニコ




ではまた。