よくまあこんな企画に付き合ってくれてるな、と思う。
今回第1幕には、短編、筒井康隆さん作『塩昆布まだか』をtoa-toaの2人で。前回の『伝票あらそい』に引き続き筒井康隆喜劇です。
シュールな老夫婦の会話劇をお届け。
お客様の想像力がマックスで、よく笑って頂けました。
音楽のコーナーは、綾子ちゃんのハーモニカが炸裂!
越路吹雪さん生誕百年を記念して『ラストダンスは私に』をアコーディオン、ハーモニカに歌唱でお送りしました。
綾子ちゃんの本領発揮、ご来場のお客様はもとより、毎回聞いているスタッフさんから賞賛の声!
続く桑山哲也コーナーは、オリンピック開会式直前🇫🇷シャンソン怒涛のメドレー。
演奏した中から『愛の讃歌』は開会式でセリーヌディオンさんが歌唱!
休憩を挟んで第2幕は、昭和の巨星、向田邦子作品『眠り人形』を。
もともとTBSの東芝日曜劇場の読み切りドラマとして書かれた今作。
石井ふく子先生のお芝居のお客様で、石井ふく子先生の作品に詳しい方から教えて頂き、この作品を知り、もともとの脚本に恥ずかしながら手を加えて朗読劇脚本として書き替えました。
向田作品は、ト書き(仕草や動き、所作)なども含めて、巧妙に練られた脚本。
それを、衣装も装置もなく、声の表現だけで伝える事が出来るだろうか、と不安でしたが、最小限の効果音を駆使しての約40分弱。
お客様の声の中に「古き良き時代、昭和の懐かしいドラマを自分で描いているように聞
と、私たちが求めていた世界観を体現して下さる方が現れた!
これをやりたかった!
toa-toaのオープニングで、皆様をお迎えする歌で
〽︎お座りのまま お連れします
この言葉通りに、小さな小さな新宿ニ丁目のシャンソニエが、昭和のお茶の間で繰り広げられる物語の舞台になる。
上下黒。
まるで黒子のような、声以外が表現、主張しない出立ちで、ただただお客様の脳裏に生み出される想像、妄想の種を撒き続ける。
おおげさな表情や、所作のない、落語とも講談とも違う。
息遣い、間。わずかな顔の動き。
脚本を見つめる目と、お客様の視線の先のイメージが交錯する。
いつしか私たちの脳内イメージを共有し出す不思議を体感して欲しい。
そう願って演じる。
終演後「泣いた」「みんな鼻水すすってたよ」「凄い面白かった!」「朗読劇って凄いね!」なんて言ってもらえて、嬉しさ爆発でした。
嬉しいっ🩷
楽しかったなぁー!
グッズ販売や、お弁当も、超人気で、売り子さんたちも大忙し!
カジカちゃんのお弁当は
演目にゆかりのあるメニュー。
『塩昆布まだか』の塩昆布でおむすび。
こんにゃくや、厚揚げは、ばら撒かれる札束と通帳をイメージしているそう!
にくいね✨
お手伝い下さった事務所の皆様や、オフ会班長さんには感謝感謝です。
音響のNさん、カウンターのIさん、プチモアY店長他全スタッフの皆様!
ほんとにありがとうございました!
この暑さの中、リハーサルにも自転車でやってきていた矢田くん。
身体作りに余念がない。
同い年。
コメディアンが戦時中の神風特攻隊の舞台にタイムスリップする『Winds of God』で共演依頼の長い長いお付き合い。でも、セリフをがっつり交わした事がなかった。
あ、コロナ禍にやったリモートドラマ
これで共演してたな!
でも、会ってないからねー💦
お客様にも恵まれ、昼夜公演共に早々にチケットはソールドアウト。それでもキャセル待ちリストに名前を、と言ってくださる方々がいらして、ありがたい限り。
熱中症や、コロナ他、キャンセルが少しあり、お待たせしたお客様にも入って頂けたのは不幸中の幸い。ご病気の皆様の一日も早い快復をお祈りし、懸命にも、キャンセルのご連絡をくださったことに心から感謝いたします。
学生時代の仲間も集まって、この後、皆んなでご飯会したんだって!いいなぁ。
協賛の株式会社ジュエラの木村さんと、陶芸作家の凪路子さん。
俳優仲間の宮川一郎太くんや駒塚由衣さんも駆けつけてくださった。