主人公シェフの夫、田口浩正さんの妻役です。
先日、すみたパークシアター倉で
『夜への長い旅時」リバイバル上演の初日を観ました。
演出は、去年『The birthday party』で、私の演劇人生の中で、最高に幸せな時間を過ごさせて貰ったシダーの演出家、松森望宏さん(左手)衣装も、去年ご一緒した藤崎コウイチさん。
家族の話です。
でも、たくさんの問題を抱えています。
でも、その根底にあるのは、愛。
衣装は時代背景とそれぞれの生活、性格を纏っていて、装置もシンプルですが、家族の肖像画がそこにあるような天井から傾いた額縁、床に光る部分(鏡のようなところ)と、木目(板の風合い)を感じる部分があって、空間の境界線(舞台とこちら側の現実)を美しく隔てる空間になっていました。
単純に
家族のデリケートな時間を垣間見る会話劇。
終演後に、久しぶりにお目にかかる長谷川初範さんが「台詞が、もう多くて!」と苦笑してらしたけれど、私の琴線を震わせたのは、初範さんが、自分の幼い頃の話を訥々と息子に語る場面。
ドラマチックで、感情的な台詞は山積しているけれど、この一家の中心にいる「父」が、役者として活躍して来ただけの人ではないことが、一瞬のうちに現れる。
初範さんの風貌は、売れっ子役者であったであろう日々や、美しい少女であった妻が一目で惚れてしまう要因を演じるにあたって敵役!
そして、家族から揶揄される時にも、妻の病状にも、どこか飄々とやり過ごしす風な様が一変して、1人の貧しい家に育った少年の顔を見せた時に、私には、全てが一気に色付いた景色に見えてきました。
演じるのには、相当なエネルギーを必要とする作品だと感じましたが、私も体感した「松森演出」を持ってすれば、そこに「本物の時」が流れるのは当然。
初範さんも「何日も座って、台本を読んだんだよ」と仰ってたけれど、『The birthday party』の時と同じように、台詞が台詞ではなく、その「人」の口から、必要にかられて「発せられる」まで身を置いて座る時間。
あー
いいなぁ。
そんな空間に、また私も身を寄せたいなぁ!と、初範さんの顔を見ながら羨ましく思った私でした。
今度の日曜日までです。
また観たい。
そんな気持ちの舞台です。
⭐️🐇chanter et chanter! 37🐉⭐️
年越しそばとご一緒にカウントダウンライブ!
出演
藤田朋子(Vo) 桑山哲也(Acc) 黒木千波留(Pf)
開演 22:30(開場 21:30)
※終演は年明け0:30頃を予定。その後、2:00頃まで店内でゆっくりご飲食出来ます。
入場チケット🎟️
¥5,000(配信アーカイブ視聴付き❤️)+1ドリンク
lupin725love@gmail.com
タイトルに「カウントダウン2024」として
本文に
①お名前(ふりがなもお願いします)
②ご希望枚数
③当日連絡のつくお電話番号
を明記の上、メールでお申し込みください。
配信チケット🎫
¥2,500(アーカイブ視聴付き)e+ ⭐️発売日は後日発表します)
*会場には、この日だけのメニュー、年越しそば、お汁粉のご用意あり!
※❤️2024ルパン君カレンダー❤️の販売もございます。
毎週水曜日午後5時からラジオNIKKEI『5時から"誠"論』 #gojisei 付けてコメントをお待ちしております!
公開中
宮古島国際映画祭
最優秀作品賞
最優秀俳優賞(藤田朋子)受賞🎉