初日を観劇しました。
太田隆文監督の
鈴木杏ちゃん主演の作品で、杏ちゃんの若い頃を演じた越後はる香ちゃんのInstagramで公演を知って、東京学生英語劇連盟の大先輩である中村雅俊さんも出演されている事を知り、また、「同じセットで違う作品を上演」という面白そうな企画に惹かれてチケットをお願いしました。
演出は鈴木裕美さん。
休憩を挟んで、再演となる赤堀雅秋さんの『海へ』と、マキノノゾミさんのラジオドラマからの書き下ろし新作『フーちゃんのこと』を、同じ舞台装置で上演されました。
全く違うテイスト。
同じなのは舞台装置と演出家だけ。
これ、ある意味、贅沢ですね。
演出家冥利とでも言うのかなぁ。
オムニバス、とか、短編集とかで、2つの作品を一度に観ることが出来る、とかじゃなくて、キャスティングも、シナリオの雰囲気も異なる作品を2つって🥹
どうやら初演の時は、同じ舞台装置で4作品を演出されたそうです。石井ふく子先生が、2作品を掛け持ちして、稽古場の1階と2階を往復していたのは目撃してますが、同じ舞台装置で登場する人たちが交替して‥っていうのは、頭ン中は、混乱したりしないのかなぁ。
しないんだな、きっとな。うん😂
演者さんの力量、小道具の置き方や、灯りなのに同じお部屋なのに、漂う空気がガラリと変わった。
面白かったー。
ひきこまれた。
次々と繰り出される言葉を追って‥
切なくて
何度も頭を抱えてしまった『海へ』
休憩を挟んで、がらりと空気が変わって終始ニヤニヤしちゃう『フーちゃんのこと』
越後はる香ちゃんは、初々しさが変わらず、2人のダンディなオジサンの真ん中で、ふわりふわりと演じてました。
昔、共演した映画で、はる香ちゃんを抱きしめた廊下のビジョンは、忘れません。
ぎゅーってした女の子が、美しい女性になっていて、嬉しくなりました。
はる香ちゃんに、チケットをお願いして、差し入れを何かしようかと思いましたが「生物、食べ物」禁止とのこと。そうかー、と手ぶらで出かけたら、チケットと共に、お手紙が添えてありました。
なんて丁寧な人なんだろう。
私も一筆書いてゆけば良かったー🥹と反省させられました。
はる香ちゃん、千穐楽まで頑張ってね。
5月8日(日)まで上演。
チケットはここから🌼当日券もあるみたいです
入口で「一部、お持ちください」と言われて手にしたパンフレット。
裏の鈴木裕美さんのメッセージが、響きます。
是非、会場で読んでください。
公開中です🌸
三人姉妹のお母さんです。
🎬園子温監督作品 ロングラン中㊗️